専業主婦になりたい!ワーママは疲れた!
2人目が生まれてから、私は疲労の臨界点を迎え、
ワーママ→専業主婦
にシフトチェンジしました。
ワーママの最後のほうは疲れ切ってました。
もう、本当に本当に育児に家事に仕事に精一杯。
ストレスでパンク寸前でした。
体が言うこと聞かないし、ちょっとのことで尋常じゃなくイライラむしゃくしゃするし、
家族に当たり散らしまくり
家庭の雰囲気最悪。
体も心も悲鳴をあげていました。
限界だ、私も家庭も壊れる。もう辞めるしかない
実際に体調を崩し、(連動するように)子供の体調も不安定だったことから、
限界ギリギリまで頑張った末、ワーママを引退、専業主婦になりました。
専業主婦になってホッとしたと同時に、どこか敗北感のようなものを感じたのも事実。
私は、普通の人がこなしているワーママが出来ないんだ。。
自信も無くしたし、収入が落ちたことも正直とても痛かったです。
でも…
それから早いもので8年目。
いや話はしょりすぎでしょ!て思うよね?でも…、本当に、本当にあっという間の8年だったの。。!!!
専業主婦、息つく暇もなく、あっというまに駆け抜けました。
![](https://mamakoyomi.com/wp-content/uploads/2020/02/dakota-corbin-PmNjS6b3XP4-unsplash-1024x683.jpg)
突きつけられた現実
フルタイムのワーママをやめて、ひとまず私はすごくほっとしました。
よかったことは
- 朝からバタバタしない
- 満員電車からの解放
- 子供が熱を出しても私が朝にパニックにならない
- お迎え、買い出し、夕飯〜魔の17時以降に殺気立たなくなった
とにかく、仕事と育児のバランス取ることから解放されたのは本当によかったです。
私は仕事の前の夜からピリピリしちゃうことが多かったのですが、
「明日仕事ない」
と思うだけで、夜に子供に本を読んであげるくらいリラックスできるようになったのです。
あと、
「やっと、やっと、散らかった部屋が片付けられる!」
とも思いました。
しかし、現実は甘くなかったです。
子は当時まだ1歳。
まっったく目が離せない。ひとときも。
仕事のストレス、疲れは無くなったけど、まだ一人で生きられない小さな小さな子供を24時間養育、監督する専業主婦は、仕事とは違うタイプの重責、プレッシャーがありました。
楽になった気がしたのはつかの間、
仕事から解放された時間は、そのまま1歳児の24時間のお世話の時間にシフト。
- 授乳
- おむつかえ
- ぐずりの相手
- お散歩
- 離乳食作り
- 買い物
- 上の子の幼稚園のお迎え
- 歯医者
- 予防接種
- 上の子のPTA
- 上の子の公園遊び
- 習い事の送迎
- 先生との連絡帳のやりとり
- アレルギー検査
そこにあったのは、育児にひたすら追われる日々。
気づけば仕事終わりと同じ時間帯には、仕事のときと同じくらいぐったり疲れていて、
そこからぐずる子供たちを放置したまま、鬼の形相で夕飯づくり。
むしろ、家を空けて仕事してたときより、散らかりがひどい。
家は荒れ放題。
絵本読む習慣も、いつのまにか消えました。。
あれっ。
なんか、あまり変わってなくない…?
仕事辞めたら全部解決ハッピーはなまるだと信じてたんだけど。。
全然。。楽じゃない気がする。。
そう気づきました。
仕事からの解放感による、パーっとした気持ちや
「さあこれから色々やるぞ!子供とたっぷり向き合うぞ!」
という気持ちは、あっという間に流れてゆく時間と共に消え去りました。
「仕事を辞めたら、心ゆくまで子供とゆっくり過ごそう」
とか思っていたのに、
子供の話をきちんと聞ける時間は、仕事していた時とたいして変わらないじゃん…
ひそかに落ち込みました。
それでも専業主婦になってよかった
だから、専業主婦になって、
ものすごく疲れから解放された!楽になった!
ということは全然ありませんでした。
むしろ、
専業主婦って、噂では聞いていたけど、やっぱり大変。24時間滅私奉公じゃん。疲れるよ。。
と感じる日々。
仕事は「無心」になれる時間があるし、何かしているときにしょっちゅう中断されるようなことはなかった。休憩も1時間きっちり取れた。
でも専業主婦って、休憩とか、一人になれる、とかそういう「境目」が全然ない。
- ゆるやかに、24時間拘束時間。
- 自分がいないと生きていけない子供の命を預かるプレッシャーと緊張感
- 孤独
- どれだけ頑張っても無報酬、評価なし
- 収入をすべて夫に頼る引け目。
仕事とは違う種類のしんどさ、苦しみも。
「専業主婦がうつ病を患う理由は、割と揃ってる」
と専業主婦になって、初めて気づきました。
でも、だからといって専業主婦になって後悔していたわけではありません。
「専業主婦になってよかった」
部分も大いにあります。
だからこそ、8年も専業主婦を続けたのです。
だからこそ、8年も専業主婦を続けたのです。
実は、私は
「通勤する」ことに対して、ものすごく体が負担だったと、辞めて初めて気づきました。
仕事は、行ってしまえば「ON」モードになって動けるけど、
そこに辿りつくまで、つまり
「子供を保育園に預けてから、満員電車に乗って職場に行くまで」
が、私にとっては、毎日すごく疲れて辛い日々だったのです。(朝に極端に弱い体質も関係あると思います)
その朝の通勤から解放されて、長年の頭痛が解消されたのは事実。
保育園預けてからの、満員電車での通勤は、私にとってすごいストレスでした。
(✳︎最近はリモートワークも増えていますが、私の職業はリモートワークができない仕事でして)
そして保育園からの恐怖の着信。
今までは、
「子供が熱を出したました。お迎えお願いします」
という連絡が保育園から入るたびに、
職場でひそかにため息をつき、ひたすら同僚にペコペコ謝りつづけながら、
後ろめたさを引きずって急いで職場を早退する…、
というしんどさと、
明日は大丈夫かな?
熱下がってよね?
と子供以外のことをつい考えてしまう罪悪感。
これがなくなったのは…、大きかったです。子供が体調不良のときに、子供の心配だけを純粋にできるようになった。
(今まで、どうしても、純粋にそう思えなくて、すごく苦しかった)。
そういう意味で、私はやっぱり兼業主婦には、心身ともに向いてなかったんだと思います。
だから、子供が小さい段階で専業主婦になったことに後悔はありませんでした。
最も心を蝕むストレスからは解放されたことは、事実だから。
専業主婦一筋から外資系ホテルの副支配人になった薄井シンシアさんの本は深いです。
家事ができないと肩身が狭い?
ただ、ひとつ誤算が。
私は、
家事も育児も、上手だし大好き!
というタイプではない。
料理も片付けも整頓も苦手、子供と遊ぶのも、正直得意ではない。
すると、どうなるか。
なんかね、自分をめっちゃ責めちゃうんです。
下の子が0歳の頃、私はそれなりに頑張って、専業主婦してたと思うんですよ。
「仕事やめたんだし、頑張らなくちゃ」
て健気に思ってました。
でも、現実は…
荒れた部屋を上手に片付けられない、子供と楽しく遊んであげられない
「専業主婦なのになにやってんだ」
と自分自身を責めて、追い込んでました。
仕事をしているときは、ある意味言い訳できていたけど、
専業主婦になったら完璧にやらなきゃダメでしょ
て固定観念があって。(何に影響受けてるのか分からないけど)
専業主婦は暇でしょ?と言われたとき。経験しないとわからないこと。
それで落ち込んで、自信失くしてうじうじしてて、
せっかく望んで専業主婦になったのに…、家族の前で暗い顔ばっかしてたんです。
そんな時間、もったいなかったな、と今振り返ると思います。
もっと堂々としてればよかったな、と。
少なくとも、家族の前では、家事がどうであろうと、もっと明るい顔してればよかった。
それは今も悔やんでます。
![selective focus photo of woman wearing white sweater](https://mamakoyomi.com/wp-content/uploads/2020/08/pexels-photo-1927306.jpeg)
働く心の準備
専業主婦は、夫が外で働いているからこそできること。
それは厳然たる事実。
でも、お金を稼いでいるひとが偉くて、稼いでないひとが偉くないわけではない。
ただ、
もしもの時は、「自分が外で働く」
という心の準備と覚悟はいつでもしていました。
いざそうなったとき
「え、どうしよう、想定してなかった」
と思うか。
「ついにその時がきたか。やるしかない」
と思うか。
準備と心構えが違えば、その先も違う気がします。
ある意味「専業主婦」は一時的なもので
「働くべきときは外で働く」
という気持ちをずっと持ってやっていくことは、
今現在、専業主婦である人も、このご時世大事なことだと思います。
自分で決めれば後悔は少ない
専業主婦になりたいか、なりたくないか。
ほんと、人それぞれですよね。
私も、
「ずっと働いていれば今頃どれくらい貯金できたいたのか…」
とか夢想することはやっぱりありますよ(笑)。
「老後資金とか大丈夫かな」
とか、ふと考えると不安が止まらないことも。
でも、専業主婦になることは、最終的に自分で決断したことなので、後悔はほとんどありません。
自分で決めれば、人間、後悔は少ない。
…たぶん私は、あの時専業主婦になる決断をしなかったとしても、遅かれ早かれ仕事辞めていた、もしくは辞めざるを得ない状態になっていたと思います。
つまり、
仕事を続けていたら私のメンタルは完全に崩壊して、
そこから回復するのに多大な時間を費やすことになったと思うのです。
そういう意味で、私は自分自身でドクターストップをかけて仕事を辞め、正解だったと思ってます。
ま、専業主婦になっても全然楽じゃなくってやっぱりメンタルいつも不安定だったけどね(笑)
「専業主婦になりたい。でも事情が許すかどうか…」
そんな不安がある場合は、期間限定でなってみるとか、いつでも再就職を想定しておくとか、方法はあると思うし、
「ワーキングマザーで、できれば仕事は続けたい」
なら、家事の外注などアウトソーシングを割り切るしかないと思うし、サポートの工夫の仕方はあります。
(ただ、日々に忙殺されて疲れ切っていると、その手配まで行き着かないのが難点ですよね…)
どうしても、主婦というものは家族を中心に生きてしまうし、それは愛情の証なんだけど、
どうか、自分の気持ちも大事にしてほしいです。
主婦には「色々な時期」があって良い
主婦だって、色々な時期があっていいと思うんです。
なんだか、「主婦」とか「母親」に対して世間は固定観念が強いですよね?
専業主婦として子供と一緒にいたい時期があっても良いし、
仕事を中心に据えたいときだってあるでしょう。
もっとフレキシブルに、女性のライフスタイルと、女性の願いにもっと対応しやすい社会であれば、
一度現場から離れても、再び戻りやすい社会であれば、もっと色々な選択肢が生まれ、女性も生き生き自分らしく働けるはず。
世の女性たちが、自分で生きやすいライフスタイルをもっと選択しやすい世の中になりますように。
自分の気持ちで決めて本当は良いんだよ。自分の気持ちに従って決めたことが、一番後悔が少ないから。