「ママ友付き合い」はやっぱり苦手
ママ友も、職場も、学校も、親戚も。
生きていれば、色々なひとにお世話になるわけで。
思えば思春期の頃から、人間関係には悩みっぱなし。
…まさか、いい歳して、ママになってからも、人付き合いで、娘時代と同じように悩むようになるには…いや、なんか予想はしてたけどさ…、
相変わらず、人付き合いってめんどくせーな!
と思う事態が多いです(笑)。
まあ、しょうがないです。人は一人では生きれません。
ただ、年齢を重ねて古狸(!)にはなってきたわけで、それなりに人付き合いの「コツ」みたいなものは、わかってきた気がします。
特に、「ママ友」関係はかなり独特な世界で苦手。
みんな初心者マーク付け直して、ママ友付き合いスタートする人も多いわけです。
知らない世界からのスタートで、今まで、うまく人付き合いこなしてきたひとでも苦手な人が多い、難しいママ友の世界。
ママ友付き合いこそ、「コツ」を押さえておくことが、リスク回避につながると、経験上思います。
ママ友付き合いのコツ3か条
深く仲良くなろうと思わない
のっけから突き放すような言葉ですが、ママ友付き合いの最大のコツは
「深く仲良くなろうと思わない」こと。
いや、もちろん、
「私、ママ友付き合いとかほんと無理、苦手なんで。だから仲良くなろうとなんて思ってません!」
なんてオーラ、間違っても出しちゃいけません。
感じよく振る舞うのは大事。
ニコニコすることは「私は敵ではありませんよ」と表現することですから。
ただ、ママ友って、「仲良くなりたい」と思い過ぎたり、深入りすると、やっぱりトラブルに見舞われることが多いんです。
特に、時間をかけずに性急に深入りするのは、おすすめしません。
ママ友は、色々なバックグラウンドを持ったひとが無作為に出会う集団。
そして、子供の成長とともに、考え方が変わっていく、気の合うひとが変わっていく、というのが、ママという生き物。
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「あれだけ仲よかったのに」とか「私と仲が良いはずなのに最近は…」とか、
深入りし過ぎて、仲間はずれが気になるようになってしまうとか、お誘いを断りにくくなる、とか、だんだん、関係に「縛られている」ような気持ちになることも。
もちろん、ママ友と、真の親友に発展するケースもあります。
ただそれは、おそらく、時間がかかります。
なんとなく仲良くなって、子供が成長してもゆるく繋がっていって、だんだん絆を深めていき、やがて楽しいことも悲しいことも一緒に共有できる、という関係までいきつくには、長い年月がかかるでしょう。
もし、「親友になりたい」と思える素敵なママ友がいたとしたら、そんな風にゆるく繋がって時間をかけて距離を縮めていくことをおすすめします。
焦って深入りするよりも、そんな風にゆっくり時間をかけて関係を育む関係のほうが、多少のことではビクともしない絆を作ることができるはず。
イライラ・モヤモヤが消える ママの心のゆるめかた やさしくなれるマインドフルネス
対等であり続ける
人付き合いって、「変な力関係」が入ると、居心地が悪くなります。
よく気のつく人にかぎって、人に対して
「このママはお金持ち」
「このママは頭が良い」
「このママは気が強い」
など、色々敏感に、フラグが立ち
「わたしはやっぱりママ友付き合いが苦手」
と思ってしまいやすい。
でも、そういう「レッテル」を貼って、意識した時点で、あまり対等じゃなくなる気がします。
ママ友関係は、特にそういう暗黙の「上下関係」みたいなものに、
すごく気を配るタイプと、無頓着を決め込む(わざとか天然かはキャラによる)タイプがいますが、
すごく気を配るタイプこそ、実は要注意。
相手のことを気にしすぎて、いつのまにか対等じゃなくなっている場合も。
ママ友付き合いを、軽やかに、上手にするコツは、レッテルを貼ったり、変な上下関係を作らないこと。
あくまで「対等であること」を意識すると、割とフラットな付き合いができます。
マウンティングされたとしても、素知らぬ顔で通しましょう。
マウンティングしたり、されたり、といったことを気にすると、ママ友関係はより複雑に、そして不穏になります。
「知らぬ存ぜぬ」「マウンティング?よくわかりませんが?」
というスタイルを通すことは、女子社会の面倒臭さに巻き込まれないための最大のコツ。流されてはダメ。
相手を尊重する
人間関係で、一番大事なのは、相手を「尊重すること」だと思うんです。
昔、感じも良く、家に招待してくれて、豪華に接待してくれて、というママ友がいたんですが、
なぜか、なにか居心地の悪さみたいなものを感じて、モヤモヤしてしまい、それでもそのママ友との関係が切れず、悩んだ経験があります。
そのママ、とても親切なんだけど、人の気持ちをナチュラルに無視するというか、相手の本当の気持ちを汲み取る、尊重する、みたいな部分がない人だったんですよね。
綺麗な家に呼ばれて、美味しいお菓子と紅茶を出されても、そんなどこか相手を軽んじている雰囲気が、たぶん苦手だったんです。
私としては、豪華な接待を受けるよちも、ただ公園で遊ばせながら
「ただ、じぶんの話を聞いてくれる」そんなママ友が欲しかったんだとおもいます。
割り切る「強さ」、尊重する「優しさ」
ママ友付き合いのコツは、とにかく、「強くなること」が求められるな、と色々経験して感じました。
割り切る「強さ」が大事。
「嫌われたらどうしよう」「あのママが私から離れたらどうしよう」
とか思ってばかりいると、どうしても、人に合わせがちになります。
そしてそういう対等じゃない関係は、ストレスがたまります。
ただ、もちろん、割り切ってばかりでも、自分勝手な印象を与え、人に疎まれることも。
割り切りつつも、人のことは尊重する。
人は、自分が相手に尊重されているかどうかを、一瞬で察知します。
「割り切り」の強さと「尊重」の優しさ。
このバランスを上手にとることが、ママ友付き合い、人付き合いの最大のコツだと思います。
コツがわかれば楽になる
割り切りと尊重。
難しいけれど、でも、このコツがわかるだけでも、楽になります。
なぜかというと、自分の行動を俯瞰的に見られるようになるから。
「あー、いま自分、割り切りできてないな」とか
「ちょっと相手のことをないがしろにし過ぎたかも」
とか、わかるようになるだけで、人付き合いに右往左往しっぱなしだったときとは打って変わって、クリアな思考になれます。
私自身、このコツを頭に入れるようになってからは、疲弊していたママ友関係を冷静に見つめ直し、落ち着いて関係を築けるようになりました。
もし、
「ママ友付き合いがうまくいかない」
「どうして良いかわからない」
というときには、この2つのバランスを思い出して、
「自分がいまどういう地点にいる?」
と冷静に振り返ってみると、落ち着くと思います。
大丈夫。
人付き合いの上手なひとなんて、いないんですよ。
上手に見えるひとでも、つまずいたり悩んだり、試行錯誤してやっているはず。
自分のペースで、自分の気持ちに素直に、ママ友付き合い、頑張っていきましょう。