【ミニマリストをやめた】良かったこと、悪かったこと。 コロナ禍で改めて振り返る。

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ミニマリストをやめた理由

私は、コロナ禍が始まる前の2019年の夏、ミニマリストをやめました。

ミニマリストをやめた理由については、以前に書きました(ミニマリストを、やめた。シンプルな理由。)が、

最初はミニマリストなライフスタイルを目指し、

徐々にすっきりしてゆく部屋に大きな充足感を感じていたものの、

幼い子供たちがいる生活では、それを維持することがとてつもなく難しく、

次第に「自分がミニマリストでいるために」イライラしてしまうことが増えてしまった、というのが原因です。

そして、きっぱりミニマリストをやめることにしました。

(諦めるといったほうが近いかもしれません)

ミニマリストをやめてよかったこと

1:ほっこりすることが増えた

やめてからしばらくすると、

ミニマリストをやめたことで、ほっこりする出来事が増えました。

例えば、私は一時期、心を鬼にして、断捨離しまくってました

思い出の品も、いま現在の生活に必要でなければ、写真を撮って、どんどん捨てる!と息巻いていたのです。

しかし、ミニマリストをやめて1年。

最近衣替えをしていたら、「捨ててしまった」と思いこんでいた、花柄のワンピースが出てきて、手に取って、そっと自分に当てたら、

とてもとてもほっこりした気持ちになって

この花柄のワンピース着て、まだ乳児だった下の子連れて、新幹線に乗って実家帰ったなあ…。

四苦八苦しながら、抱っこ紐して新幹線にひとりで緊張しながら乗っていた自分を思い出して、あのときの必死さ、頑張り、車窓の田んぼの風景とか、

色々なものが時を経過して、ワンピースの柔らかいに触れたことで、ぐわーっと思い出して、思わず涙腺が緩んでしまいました。

思い出って、大事だな。

捨てなくて良かった。

思い出は、モノじゃなくて、頭の中にちゃんと残るって、ミニマリストの時は信じていたけれど、

でも、モノに触れて、鮮明に思い出す大事な大事な記憶もあるんですね。

迷い迷いながらも、この服をとっておいた過去の自分に感謝しました。

2:ストックがない恐怖から解放された

これね。

コロナで、あらゆるところからトイレットペーパーが消えた。。

アルコール消毒液が消えた。。

たまたまミニマリストをやめていた私は、ちょっとはストックがあったので、トイレットペーパーの在庫がゼロになるという事態は避けることができました。

コロナに限らず、日本は自然天災も多く、いつ物流が止まるかわからない。

ストックゼロにするのは、あまりにもリスクが高過ぎると今回のコロナで感じた人も多いかと思います。

ストックがあるのはミニマリスト失格!と思っていたミニマリスト時代でしたが、今はストックがあることで心の余裕が生まれているのは事実です。

3:部屋が散らかっていても自分を責めなくなった

ミニマリストというのは、ある意味完璧主義的なライフスタイルでもあります。

ミニマリストをやめることで、私は自分がミニマリストにはなれない人間だと諦めることで、自分のダメな部分や、部屋の散らかりにも寛容になることができました。

ミニマリストをやめて良くなかったことは?

では逆に、ミニマリストをやめて良くなかったことは?

私の場合は。。やはり、部屋が散らかり始めたこと(笑)。

やっぱり、モノが増えると散らかり始めますね。

すっきりした部屋にしたいとは思いつつ、ミニマリストをやめてからは、ちょこちょこ色々と部屋にモノが増えたのは事実。

まあ、ミニマリストまではいかずとも、シンプリストとして、モノがあまりにも増え過ぎるのは予防していきたとは思ってます。。

本を読んで、「ちょうどよい塩梅」を試行錯誤中です。。

捨てればいいってもんじゃない 暮らしと生き方を簡素化して人生が変わった僕のシンプリストライフ 

コロナ時代のいま

そして今年、誰もが予想しなかったコロナ禍の生活が始まりました。

外出自粛期間の、あのスーパーへ殺到する風景、たぶん一生忘れることはないと思います。

焦らなくても大丈夫、と思うように必死だったけれど

(そして実際そうだったけど)、

あの渦中にいるとき、

「洗剤が切れそう」

「トイレットペーパーが足りなくなる」

と思う恐怖。

買い溜めはもちろんダメだけど、「常識の範囲内」でのストックの重要性は、明らかになりました。

コロナだけではなく、地震、台風や豪雨、日本は災害大国です。

「ドラッグストアが私の日用品の倉庫」

「スーパーが私の冷蔵庫」

というミニマリスト理論が、もはやこの国では通用しないことは、みんな身に染みてわかって、

「ミニマリスト」を名乗ることをやめる選択をしたミニマリストブロガーさんたちを、みてきました。

日本の住宅事情は狭い。ウサギ小屋のように狭い。

そんな狭い住宅事情で、家族みんなで快適に暮らすには、やはりミニマルな生活ですっきりした空間を維持したい、というのは自然な気持ちだし、合理的だとずっと思ってきました。

でも、ミニマリストにはリスクがつきもの。

自然環境やコロナだけでなく、

体調悪くなると、買い物って、行けないんものなんですよね。

「ネットでポチればいいじゃん?」

と言われちゃいそうですが、

ネット開く元気もないんです。

具合悪いと、届いた段ボール、開く力もない。本当に

そう思うと、やっぱり、ある程度のストックが家にあって、這いつくばってでも、手を伸ばせばモノがある、という状態にしておく暮らしは、大事だと思います。

もちろん、部屋がいらないモノであふれかえるのは、やっぱり困りますよね⭐︎

ミニマリストにはならなくて良いけれど、

家族全員が心地よく暮らせる、シンプルな生活は、やっぱり引き続きめざしたいところです。

コロナ禍のいま、ひとの暮らしは大きく変わりました。

価値観も、大きな変容を迎えようとしている気がします。

何を大切に思って、自分は生きていくのか。

私の場合は、家族とのかけがえのない時間(特に、子供が巣立つまでの限られた残り10年弱)を、大事に過ごしたい。全然精進できてないけど。

そのために、今できることを考えながら、無理せず歩いていきたいと思います。

諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない