ミニマリストを、やめた。シンプルな理由。

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ミニマリストをやめました

私は以前、ミニマリストのブロガーさんに憧れたのをきっかけに、ミニマルな生活を目指し着々と物を減らし続け、「主婦ミニマリスト」をめざし、日々奮闘していたのですが、

半年前、ミニマリストの生活をやめました⭐︎

理由はいろいろ。

(もちろん、ミニマリストに耐えうる根性がなかったのもあります!)

最初はうまくまわっていたように思えたミニマリスト生活が、

徐々に本来の気持ちとは別の方向に行ってしまい、やがて

「何が大切かわからなくなってしまった…」

という状態に陥り、一度、「足元を見つめなおそう」と思い、ミニマリストをやめる決断に至りました。

雑然とした部屋からミニマリスト生活へ

もともと片付け、整理整頓は得意じゃなかった私。

子供を産んでからは、慣れない育児のなか、ますます物が散乱していく毎日、

そしてぐちゃぐちゃな部屋で自己嫌悪をただただ増していく日々に、うんざりしていました。

そんな時、ふと目にしたブログでミニマリストの生活を知りました。

  • 余計な物を置かない、シンプルな生活空間
  • 少数の好きなものに囲まれた潔さ
  • 考えがすっきりしてくる

そんなミニマルな生活にものすごい憧れを強烈に感じ、

「これだ!私の求めていたものは!」

と思ったのです。

「今の私のモヤモヤや、ぐちゃぐちゃな感情を救ってくれるのはミニマルな生活に違いない!」

と。

そこから、猛然と断捨離をし続けて、子育て中だけど、どんどん物を減らしてミニマルな生活に入りました。

そして、徐々に余計なモノがなくなっていく生活空間。

(遊びにきたひとに、本当に何もないね!と驚かれるように)

そんな生活空間を作り上げ、

今ままでにない、すっきりしたくつろぎ感

を感じていました。

半年間くらいは…。

ミニマル生活は、維持がきつい

そんなすっきりしたミニマルな空間が出来上がったら、やっぱりそれを日々維持したい

しかし。

ミニマルな生活って、その空間を作り上げる以上に、

維持することがとてつもなく難しい

と、気づきました。

怒ってしまうんです。

家族を。

特に、わんぱく盛り、いたずら盛りの子供達を。

  • やれおもちゃをしまえ 
  • いらないものは捨てるよ 
  • ここ散らかしたのだれ? 

「すっきりした空間」を維持するために、私も必死。

ぐーたら雑然とした以前の部屋で暮らしていたときより、

明らかに

イライラする回数が増えた

これ…本末転倒?

とようやく気づいたわけです。

(夫は以前から忠告していたらしい)

子供はね、散らかします

片付けなんて、しつけたって、絶対しません

そこを無視して、

「ミニマルな空間で、すっきりくつろぐ私」

を優先しても、それは子供の犠牲の上に立った、ただの自己満足なんじゃないか…

そう思ったのです。

ミニマリストをやめると決意

幼児教育のさまざまな本を読むのが好きなのですが、

以前読んだ本に、

何もない部屋というのは、子供の知育的には、刺激が乏しい

と書いてあり、

ああ、やっぱりそうかー。

と、納得。

子供って、床に落ちている丸められたティッシュの形をじっと見つめて思考を巡らしたり、

出しっ放しのブロックやらプラレールやら積み木やらの雑然としたおもちゃの意図せぬ偶然の融合から、何かをひらめいたり、

大人が思っている以上に子供の脳って柔軟です。

そういう意味では、

  • 何一つ置かれていない床
  • おもちゃの貸出制(使い終わったらすぐ戻すを徹底)

って、子供の想像力を伸ばす意味では、物足りないのかも…と思って。

そして、さらに、そのあと読んだ本に追い打ちをかけられました。

精神科医が考えた忙しすぎる人のための「開き直り」の片づけ術

  • そもそも育児や仕事で忙しい世代は、完璧に片付けるのはハナから無理。
  • 片付けられたすっきりした部屋、というのは「ステキ」と言われたい見栄のためでは?
  • 本気で育児や勉強している人が、少ないモノで生活していくのは無理がある

みたいなことが、バッサリ書いてありました。

そう。

雑然とした部屋が嫌だった一番の理由って、自分自身が

「こんな部屋じゃだめだ」

自分を責め続けていたのが大きかった。

ミニマルですっきりした部屋にステキに佇む自分なら、きっと自分を許せる。

いつ誰がきても良い部屋にすることで

「まあ!ほんといつも綺麗にしていてすごいねー」

と誰かに言われたい。

ステキと言われたい。もっと言って。

みたいな承認欲求

そういうものに、すごく囚われていた気がしました。

ミニマリストをやめて

ミニマリストをやめて、部屋はまた少しずつ雑然とした部屋に戻りました。

しかし、もう

  • 散らかったおもちゃは知育である
  • ステキとか言われる承認欲求は捨てる
  • そもそも誰も家になど突然呼ばない
  • いつかは片付くであろう

と決めたら、子供に怒る頻度は激減。

それでよかったと思っています。

育児中で、ミニマルな生活空間を基本にするのは、やはり絶対的に無理がある。

ミニマルな空間を基準に生活してしまうと、やっぱり、とても苦しい。

だから、育児中の今は、これで良い、と腹を括りました。

決めてしまうと、結構楽で。

もちろん、今でもスッキリしたミニマリストさんのブログ見るのは大好物です。

でも、自分がそうではなくとも、自分を責めることはもうやめる

基本はシンプルが好き。

ミニマリストな生活も興味がある。

でも。私は私。

そういう基準で、ゆるく、これからも生活をしていきたいと思います。

ミニマリストでなくとも、快適に過ごせるコツが書いてあり参考になります↓。

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