ママ友の悪口に遭遇
ママ友なんて無理して作らなくていいよね!という風潮が増してきた昨今、そこそこの距離感で上手に付き合うママが増えてきていますが、それでも、ママ友との「濃いコミュニティ」に(自分の意思とは別に)身を置かざるを得ないとき、ときどき遭遇してしまうのが
「ママ友の悪口」です。
経験上、知り合って半年〜1年くらいはみんな(⬅︎キャラが濃くない大多数のママたちは)様子見ながら、適度な距離感でいることが多いです。
が、月日が経ち、役職やイベントなどを通して親交を深め、気を許しがちになると、小さいけれど、色々な感情が出てくるのが人のサガ。
まあ、ちょっとしたすれ違い程度ならよくあること、でも、顔を毎日合わせなければいけない間柄だと、うまく消化できないまま、また特定のママと似たようなすれ違いが生じたりして…、
「あの人っ…もしかしたら、合わない、かもっ…」
みたいな、静かな不穏な炎が心にポッと…。
そして、自分が思うことは、他のママも思っている場合が多いもの。
それでつい、内輪で集まったママ友に気を許して、
「あの人にこんなこと言われた」「ちょっとアレな気持ちだった」
みたいなことを言うと、
女子ってものは、めっちゃ食いつきが早い。
「私も実は思ってた〜!」
「おんなじ〜!!!」
「よかった仲間がいて〜!」
みたいに、一気に盛り上がってしまう。(やれやれ)
ママ友との会話って、基本的に、当たり障りない話題が多いうちは実はみんな、ちょっとつまらないと思っているんですよ、ね…。
だから、こういう「本音っぽい」話ができると、一気に盛り上がり、連帯感がわいて味方が増えた気がしてしまう。
でも、ここが落とし穴なんですよね。
一度言ったママ友の悪口は取り消せない
つねづね。ママ友になってから身にしみて感じたこと。
それは、
「一度言ったママ友の悪口は取り消せない」
ということ。
勢いでちょっと悪口、というか自分ではそこまではいかない「愚痴」みたいなつもりで言ったとして。
それを聞いたその場のママ友たちは、
「この人は、あの人の悪口を言った=永遠に嫌い」
と脳内インプットします。絶対。
あるママ友の愚痴を軽い気持ちで言ってしまったあと、そのママ友との交流のなかで
「あ、そんなに悪いひとじゃなかった。私の思い過ごしだった。ちょっと愚痴っぽいこと言って悪かったな」
と思ったとしても、あとの祭り。
自分の感情は簡単に修正できても、あなたから「悪口」を聞いた他のママ友は、あなたが考えを変えたことは知りません。
ちなみに、悪口自体はもちろんですが、「あのママがあのママの悪口言ってた」という事実も、実は格好のネタにされるんですよね。
「ただの軽い愚痴」のつもりが、「盛大な悪口言ってた」みたいにヒレがついていることなんてザラ。
言ったことは、3倍増しで変換されてしまうのがママ友界の常識〜(笑)!
もし、悪口言うなら
「悪口3倍にされて流されるぞ〜、永遠に仲悪い認定されるぞ〜」
と覚悟決めて言いましょう(笑)。
そこまでの覚悟あるなら、ガツンと悪口言ってスッキリ!するのもありかも〜。
悪口を言うママ友グループは決まっている
ママ友間の、無用なトラブルを避ける最大の秘訣は、
「悪口言っているグループには近づかない」
これ鉄則!!!!
悪口言うママ友グループって、常に誰かの悪口を言うことで、連帯感を高めたり、自分を優位に見せようとしたり、ストレスを解消したりしています。
(悪口なんて、ストレス解消に結局のところならないのにね)
だから、そういうママ友グループには、永久に「ターゲット」が必要。
誰かの悪口に飽きたら、ほかの不満分子を見つけ出し、それについて、また延々と不満や愚痴を言い合うのです。
そういうグループに、うっかり所属してしまうと、常に誰かの悪口が飛び交っていて、普通の神経のママなら、良い気はしないし、その場にいるだけで疲れるはずだし、帰宅してからもモヤモヤを引きずるでしょう。。
子供に恥じない振舞いをしたい、と思うママなら、常に人の悪口を言い合っているママ友グループなんていたくない、と、そういうグループからは賢く距離を取っているはず。
さみしい人、自信がない人、常に何か不満や不安を抱えている人、などがそのグループの主な構成員です。
最初は、なんでもざっくり話せて楽しい!と思ってたけど、実は悪口が一番盛り上がるグループだとじわじわ気づき、入ってしまった以上、抜けに抜け出せず、苦しむママというのもいるはず。
(そういう時は、じわじわ距離を置いて、さりげなくグループ脱退するべき。あとで悪口言われようが、気にしない覚悟が必要ですが、抜けたほうが絶対にその後の生活はストレスフリーになります!)
個人的には、悪口を言うママ友グループに所属するくらいなら、割り切ってひとりでいる寂しさのほうがずっとマシ、と思っています。
私はそれを実際に実践しましたが、良かったと思ってます。悪口は、言うのも聞くのも、とっても疲れます。良いことなんてほんと、ひとつもないです。
ママ友の悪口は、同調すればほぼ同罪
うっかり悪口を言う現場に遭遇してしまったら、さりげなく貝になりましょう。心ここにあらず、みたいな雰囲気を醸し出せればよりベスト。
ママ友の悪口は、言った張本人だけでなく、その場で聞いたひとは準同罪、同調したひとは同罪、という空気があります。
「あのママがさー、どうのこうの」
という悪口に対して、コーヒーすすりながら
「うんうん」
と言っただけで、ほぼ同罪になってしまう。へたすれば、
「あのママ、このママの悪口をあの人と一緒に言ってたよ」
みたいに「認定」されてしまうことも。
そういう悪口の現場に、図らずも遭遇してしまった時点ですでにもう災難ですが、そういうときは
「へえ、そうなんですね」(気の抜けた声、あえての敬語)
「はあ…」
で通すのが最善。
話のわからないひと、おバカと思われるくらいが、この時ばかりは大正解。
悪口の輪のスピードについていかず、ぼーっとしてやり過ごしましょう。
どうしてもしたいママ友関係の愚痴は、関係ないところで
一生懸命ママ業やってれば、気の合うママ、気の合わないママ、色々出会うでしょう。
ムッとして、やりきれなくて、誰かにこの気持ち聞いてほしいなーと思うこともあると思います。
そういうときは、影響の少ない場所でぶっちゃければOK。
夫とか、母親とか、友達とか、児童館の先生とか。
私の知り合いは、美容室で、同じ世代のママ美容師さんに、たっくさん話を聞いてもらってるそう。近隣ではなく、ちょっと遠くの美容室にわざわざ行って鬱憤を晴らしているそうです(笑)。
自分の母親に話を聞いてもらう、てママも多いみたい。同じ経験してきて、色々わかってもらえるみたい。
私は、言うと逆に説教されるので母親には相談しませんが(笑)。だいたい夫に聞いてもらいます。疲れてるだろうに延々と幼稚園の愚痴を聞いてくれる夫には感謝してます。。
「ああ、身内に話すだけでとどめておいて良かったな」と思うことはかなり多いです。
ママ友への評価は変わる
一度ムッとしたことがある相手でも、その後、親切にされたり助けてもらったりして、
「あのときあんな風に思って悪かったな」
と思うことも多いのが、ママ友。
ママ友界って、昨日の敵は今日の友、じゃないけど、結構それに近いことが起こりやすい世界だと思うのです。
ママ友の悪口は、言ってしまうと取り返しがつかないことが多い。後悔するのは、自分自身です。
フレキシブルに、賢くママ友の世界を渡っていくためにも、ママ友の悪口はほどほどに、付き合う相手をきちんと選びましょう。
そこを気をつけるだけで、ママ友トラブルはかなり減ります。
楽しく、前向きなママ友生活を送っていきましょうね!
ゆっくりしながらいきましょう。
日々悩みがちなママに、おすすめしたいです。