子なしの専業主婦生活は暇?
子供が生まれる前にも、専業主婦をしていた期間が3年弱ありました。
結婚までずっと正社員で働いていて、忙しい職場でなかなか自分の体のメンテナンスができないまま20代を過ごし、結婚した頃、ずっと調子の悪かった内臓の手術を受けることになり、そのまま
「一度正社員生活に区切りをつけよう」
と思い、専業主婦生活に突入。
「子なし専業主婦」
ということで、ひとから
「暇でしょ?」
「一日何してるの?」
「昼寝?ドラマ?」
と言われることもちらほら。
そうですね…。
たしかに「忙しい」わけではなかった気がします。
でも、
暇すぎた?
のんびり生活か?
と言われたら…
それも違う。
とりあえず、
暇で暇でどうしようもない、という感じではなかったです。
専業主婦はやることが結構ある
専業主婦、それなりに細々とやることあります。
それは子供がいようがいまいが同じ。
決して、子供がいないからラク、ではない。
というのが両方経験した私の実感です。
午前中は特に、家事をしたりなんだりで、本当にあっというま。
体感的には、一瞬で過ぎ去る感じ(笑)。
家事だけやってるわけではなく、銀行の用事とか通院だとか、親類付き合いとか(礼状書きとか)、町内会のなにがしかなど、専業主婦は渉外担当でもあり、
「1日じゅう予定がない」
という日が、意外と少ない。
(習い事だとかランチ会とかやっていないにも関わらず!)
優雅ではない
お昼ごはんだって、どこにランチに行くわけでもなく、ささっと家で残りもので簡単に済ませることがほとんど…。
まったく優雅ではありません。
鬼門は15時
ただ、子なしの専業主婦の鬼門は「15時」!
午前中にバーっと家事をして、お昼食べてひと段落。
その後、買い出しなどをして帰宅すると、おおよそ15時前後。
そこから夕飯のしたくを始める〜17時までの時間って、
どうも、、
なんの集中力もわかず、何をやってもはかどらない(汗)。
「魔」のはかどらない時間。
たとえば家事だったら、アイロンかけとかしたら良い時間かもしれないけど、
どうにもしたくない。
ワイドショーなぞを見ていると、眠くてだるくてだるくて。
(だからといって、この時間から昼寝するわけにはいかない…絶対いかない…)
読書をするにも、眠くて。
いま振り返ると、
習い事をこの時間にいれても良かったのかも。
でも、それはそれで、中途半端な時間ということで、
私のダルいテンションじゃ、楽しめない恐れも高い。
やっぱり、一番すれば良かったと思うのは、散歩か運動…!
なんの能率も上がらない15時は、リフレッシュするために、体を動かすのが良かったかも。
子なし専業主婦の一日のタイムスケジュール
私の専業主婦(子なし)時代のある1日のタイムスケジュール。
- 6:00:起床
夫のお弁当作り、朝食作り
- 8:00 夫の見送り
その後、家事
(洗濯、食器片付け、床そうじ、床拭き、お風呂掃除、夕飯の下ごしらえ。野菜をカットしたり簡単なことのみ)
- 10:00 休憩
(朝食は食べないのでここで軽くミルクティーなど9
- 10:30 書き物(礼状や手紙)、勉強(復職に向けて)など頭を使う作業
- 12:00 NHKニュースを見ながら昼食(前夜の余り物)
- 13:00 スーパー、ドラッグストアで食料品日用品買い出し
- 15:00 帰宅。鬼門の時間。
✳︎眠気をこらえながら洗濯のとりこみや、アイロンかけ(やる気がおきないため、すごくノロノロと)をするがてんで捗らない。
- 16:00 メールチェック、返信。夕方のニュースを見てしゃっきりし始める
- 17:00 夕飯作り
(メニューはたけのこご飯、なめこの味噌汁、きゅうりの酢の物、きじ焼き、りんご)
- 18:00 夕飯完成。ニュースを見てちょっとくつろぐ。
- 20:00 夫帰宅。一緒に夕食。
- 22:00 お風呂。その後は自由時間。
(本を読んだりネットショッピング)
- 24:00 就寝
予定のない日はこんな感じです。
午前中にガーッと家事やちょっと面倒な仕事を片付けて、
午後はペースダウン。
そして、夕飯前後からまたガーッと頑張る、というリズム。
メリハリの必要性
自分の中で意識してメリハリつけないと、専業主婦の生活って単調になってしまうので、
メリハリをつけることは結構気をつけていました。
友人に会うとか何かイベントがあるのは、週に1回あるかないか。
基本的に、人と会うと疲れてしまう性格なので、
頻繁にスケジュールを入れないようにしていました。
同じく習い事に関しても(料理教室とかも行っていたのですが…)、
行くと楽しい、
けれど後で、どっと疲れてしまう。
なので、多くの習い事はしませんでした。
最初は専業主婦になったのが嬉しくて、張り切って、たくさん予定詰め込んだりしてたんですけどね。
でも、予定を詰めすぎると、やはり毎日のきちんとした家事やご飯作りがままならなくなって、生活が乱れてしまいました。
上手に家事ができるわけでもないけど、ちゃんとできない自分にも
モヤモヤ、イライラしてしまう
ことも多かったので、
私は
「ちょっと引きこもりだけど、自分のペースで家しごとをきちんとできる」
そんな質素な生活が、
自分にとっていちばん「安らげる」生活でした。
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家を保つのは労力を使う
専業主婦になって思ったこと。
それは、
家のなかをきちんと暮らしやすく整え、ご飯も毎日手作りのものを
という生活は、やはり「すごい労力がいる」ことだということ。
私のようなスキルの高くない専業主婦の場合、
「家事にのみ注力できる」状況であっても、
毎日きちんと家を整え、ご飯作りをするのは大変でした。
時々はできても、毎日つづけること。これが非常に難しい。
現在はわちゃわちゃと子育てをしているので、
家が散らかっててもご飯が作れなくても、
それなりに言い訳ができる分、子なし専業主婦だったあの頃より気が楽な部分もあります。
やはり、専業主婦って大変。
でもね、自分の家、たったひとりの空間で、好きに思いを馳せられたあの時間…
今思うと、とても貴重だったな …
とたまらなく愛おしく懐かしくなることも。
専業主婦の、充実したひとりの時間て、すごく良いものだ♡と今も思います。