幼稚園の役員はやりたくない⁈PTAの盛んな幼稚園を卒園しての感想は…

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

幼稚園の役員とは?

幼稚園児の親になるということ。

そう、ある程度は覚悟していると思います。

「PTA役員ってどんなもの…?」と。

幼稚園は、保育園と比べてもPTAが活発で親の出番がとても多い印象。

実際に保育園と幼稚園、両方に通わせたことがある私の印象としては、やはり、幼稚園は親の出番が多かったです。保育園の5倍くらい。。

もちろん、マンモス幼稚園などはその規模の大きさから、役員などが比較的楽な場合が多い(ほとんど何もない場合もある)のですが、小規模幼稚園の場合は、どうしても少ない分母でこなす役割を振らなくてはいけないので、結構普通に、役員やら係やらがまわってきます。

私の子供が通っていた幼稚園は、地域でも「PTAがやばいらしい」と噂にのぼる園でした。

入園説明会でも、親の負担は大きいことは、説明されました。

ただ、中途入園で選択肢が限られていたのと、マイペースな我が子が少人数の園でないと馴染めそうになかったなどの理由から(アットホームな少人数の園で、先生も丁寧に面倒を見てくれる雰囲気だったのが最大の決め手)、それも、ある程度覚悟で入園しました。

結論から言うと、たしかに、PTA活動はやばかったです。

けっこう、大変でした。

下の子がいようと、妊娠中だろうと、出産直後だろうと、役員や係は平気でまわってくるし、振られた仕事はちゃんとこなさなきゃいけない雰囲気でした。

(もちろん、本当にダメな場合には他のひとが代わりにやるし、そこらへんを助け合う雰囲気は、全体的にありました)

やらなくて済むなら、(私もこんな性格なので)、やらないで済むのが一番だったと思います。

ただ、なかなか濃いめの幼稚園の役員生活をやったことで、その後の、私の子育て生活は、変わりました。

うまく言えないのですが、以前はすごくすごく人に気を使って、勝手に1人で疲れて、自己嫌悪で、みたいなネガティブループの傾向があったのですが、

大変な役員をこなしたことで、一皮向けたというか、密接な関わりをしたぶん、逆に人との距離の取り方が適切にできるようになり、おどおどした性格が、無くなったんです、不思議なことに。

なんというか、苦しくしんどい役員の職務を果たしたことで、すごく「子供の社会との関わり方」「親との関わり方」について勉強になった気がします。

まあ、でも、根は「楽したい人間」なので、もちろん、役員なんてやらないに越したことない、て根底では思ってますけどね!(笑)。

幼稚園のPTAの役員で大変だったこと

私は、年中のときに本部役員をやり、年長のときに謝恩会の副幹事をやりました。

それだけ聞くと、

「な、なんでそんな毎年頑張ってんの?」

て感じですが、非常に小規模な園だったので、これくらい普通にみんなやるんです

私はコミュ障なのに、そういう「陽のイベント」の係をやらなきゃいけないほど、人手が足りていなかったのです。

で、何が大変だったか。

仕事をこなすのも、もちろん大変。

ですが、やはり、一番大変なのは人間関係

とにかく、「ママ友」というくくりだけで無作為に集まった集団(笑)ですから、本当に、色々な人がいるのです。

やる気ないひと、やる気あるひと、仕事の段取りが上手なひと、何をしていいかわからないひと、ちょっと短気な人、人の言ったことを必要以上に過剰に反応する人、本当に色々。

そんな多彩なバックグラウンドは当然なんですが、トラブルの元はいつだって

仕事がバリバリできる気の強い人VS空気が読めない人

仕事がバリバリできる気の強い人VS仕事がバリバリできる気の強い人

でしたね。。。

もう、これは、どの係をやったときも、いざこざの中枢はコレ。

ちなみに私は

「それをはたから見てただオロオロする人」

です。

なんだかやたら仕事をサクサクできて、バリバリ指示を飛ばせるひとというのが、ママ界には必ず数人、存在するんですよね。

で、そういう人は、仕事をとにかくきちんと遂行させることに全力を注いでしまう。いつのまにか、効率だけが命になっている。

そうなると、マイペースだったり、ちゃんと指示聞いてなかったり、空気読めずに進行の妨げになる人を、「外敵」と見なし、嫌うのです。

でも、嫌っても、相手は気づいてない(笑)。で、どんどんイラつき、周りを不穏な空気にしてしまう。

さらにさらに、自分と同じくらいできるママで、しかも気の強いママが同じ空間に存在するのもまた諍いの元。

何か言われると、

「私にマウンティングしてる⁉︎」

とキーっとなってしまう場面も見てきました。

私は、なるべく「空気が読めない人」や「やたら仕事をサクサク進めたがる効率だけ重視するひと」は地雷率が高いので、そういう人がいない、穏やかで空気の読める人が多く所属する係を引き受けるように、後半はすごく気をつけました(笑)。

PTAの役員は心を病んでまでやる必要ある?

幼稚園時代のPTAはなかなか壮絶なものがありましたが、とにかく人間関係にさえ気をつけて、与えられた仕事を粛々とこなしてさえいれば、なんとかなる、ということは学びました。

が、そのときのメンバーにもよるし、仕事内容がどうしても苦手な場合もあるし、本当にPTAの役員って大変です。

心身の調子を崩してしまったママもいました。

ボランティアで引き受けてるだけなのに、お給料もらう仕事か、それ以上に心身すり減らすってどういうこと?

て思いますよね。。

PTAは、やる気のある人はやれば良いし、やるのがしんどい人は、やらなくて良いのです。

ときには、きっぱり断る勇気も必要だと思うし、引き受けるのならば、楽しもうと思う前向きな姿勢が重要(これは意外と大事。この気持ちを持つ覚悟があるだけで、全然違います)だし、途中でしんどくなったら、愚痴を言ったり辛いと周りに伝えるのも大事。

とりあえず1人で抱え込んでしまうのだけは避けたほうが良いです。

私が在籍した幼稚園は、必ず役員をしなきゃいけない空気がありましたが(そういうPTA規約ももしかしたらあったかも)、それでも、学年に1人か2人は、「役員関係の仕事、一切拒否」の姿勢を貫いたママさんもいました。

それはそれで、ひとつの生き方だと思います。

PTAの役員は、やっぱり大変。何人めの子供でも、大変だと毎回感じます。

常に全力ではなく、引き受けてからも、のらりくらりと、緩急つけてこなせば、あっという間に1年は経ちます。(経験談)

やり切ると、確かにすっきりするし、なんとも言えない充実感や、今までにない種類の自信がつくのも事実。

(この充実感と一体感にハマって抜け出せなくなるママもいますよね〜笑)

でも、自分の人生切り売りしてまで、心身消耗して頑張る仕事でもないと思います。

できるだけたくさんのママが、PTA役員を恐れすぎず、ときにクールに距離をとりながら、上手にこなして(もしくはかわして笑)、充実した園ママ生活を送っていければいいな、と願っています。