ママ友の好み。個人的見解
ママ友関係の紆余曲折を経て感じたのは、
「最初から、自分に合うひと、合わない人がわかっていたらどんな楽であっただろうか」
ということ。
でも。そんなの無理ですね。
最初から自分に合う人とか、合わない人とか、分からない。意外と。
私の場合、
「なんとなく(出席順とかそういう些細な偶然から)仲良くなったママが、実は合わないひとで、苦しんだ末に疎遠になった」
とか
「幼稚園時代は顔見知り程度だったけど、子供が小学校のときに再会してから、意外と合うかもと感じた」
とか、「関係のミスマッチ」が新米ママの頃は結構ありました。そして悩みました。
「ああ、私ったら見る目ないなあ。。もう少し冷静に見えていたら、あの頃(幼稚園バトル黒歴史)あんなに苦労しなかったかもしれない」
なんて思ったり…。
ま、でもしょうがない。
振り返ったときはそう思うけど、当時新米ママの私には、そんなの察知してうまく立ち回る器用さは皆無だったのです。
一生懸命やっていた結果がそうだったのだから、それは仕方ない。
苦手なママ友は、最初に仲良くなったママ友だった
上の子の幼稚園時代、私は「ママ友関係」について、それなりに頑張ろうとしている時期でした。
ただ、その頃から自分から積極的に話しかけてママ友を作る、という感じではなく、とにかく近づいてきてくれたひとをありがたく受け入れる、というスタイル(笑)。
で、こんな私によく話しかけてきてくれたママ友というのがですね…
帰国子女のボスママ(候補)
でした(笑)。
なぜ、こういう陽キャラが近づいてきてくれたのか、未だに謎なのですが、とにかく、ボスママ風味の、我が強い彼女が、幼稚園ママ友、第一号でした。
そして、最初は波風立てることなく、普通に接して、それなりに普通にやっていました。
やたらとママ友を家に呼びたがる、という点や、自分の子供と喧嘩した子の悪口を言う、とか(うちの子は割とおとなしめだったので、その点がお眼鏡にかなったのではと推測)、それなりに気になる要素(⇦今思うと、こういう要素のあるママはやはり危険率高いです)はあったのですが、
彼女自身、気前が良いし、はっきりものを言う性格は魅力的で、嫌いじゃありませんでした。
でも。。。
だんだん、彼女と会ったあと、心の中がモヤモヤするように私はなっていたのです。
明確な出来事、決定的な出来事はありません。
なんとなく、彼女の一言や、園ママの連絡事項のまとめ方(彼女が仕切っていた)、そういうやりとりの中で、彼女の振る舞いに違和感を感じるようになって。。
- 他のお子さんを、逐一観察し、さりげなく悪く言う。
- こちらの話を、きちんと聞かず遮って自分の話をする。
- LINEで、相手を気遣う一言がない。
- 日本人特有の婉曲さがなく、ストレートすぎて辛いことがある
一言で言うと
「相手へのリスペクトが薄い」
感じに受け取ってしまい、徐々に気持ちが離れていきました。
同時に、私も、歳をとったのかなーと思いました。
私がもし若かったら、そのくらいのこと、パワフルだけど悪い人じゃないしねー、みたいに思える気概があった気がする。
もしくは、どこか行き過ぎのところがあったら、諌めて、より仲を深めることもできたかも。
でも、私にはそういう余裕はありませんでした。
ママ友の人間関係の悩みに時間や心を費やしたり、常にモヤモヤして生きること自体が、限りある子育て時間の中で、本当に必要なこと?と思ったのです。
いま、子供を育て、家事をこなし、家族を守ることに必死な私にとって、彼女は少し、心がざわつく存在でした。
もしかしたら、ママじゃなければ、仲良くなれたかも。
でも、今の生活で彼女と一緒にいるのはキツイ。
私は、さりげなく彼女と距離をとるようになり(ゆっくりと半年以上、時間かけました)
その後クラス替えで違うクラスになり、付き合いがぐっと減るようになりました。
さりげなく疎遠になるためにしたことは
- LINEの返信は1日後(すぐ返さない)
- 2回に1回は誘いを断る
- 降園後、同じ公園に行かない
- 体調不良アピール(実際体調が不安定だった)
などなど。。
とにかく、彼女のペースで動かない、ということを固く決めました。
誘いを断るのは、流されるより、しんどい。
疎遠になるのも、体力いるなあ、、とその時は感じました。
卒園式のとき
「後半はあまり遊べなくて残念だったけど、またね」
とそのママに言われたとき、(きっとそのままも疎遠にされたことに気づいていたと思う)胸がちくんと痛みました。
が、あのままずっと彼女と一緒にいても、私は辛かったし、もっと関係がひどくこじれていたら、今よりずっと辛かったはず(実際そのママは他のママとトラブルを起こして険悪になっていた)、と思うと、やはり自分を守るために、あのとき、ゆっくりと疎遠にするしかなかったと感じています。
疎遠にする際に、恨みを買わないために
よく、疎遠にして逆恨みされた!みたいな話もありますが、
ママ友と疎遠にするときには、コツがあります。
それは、
ママ友と疎遠になったぶん、他のママ友とおおっぴらに近くならない
ということ。
ママ友は、みんな、見ています(⇦こわい)。
「あの人、私から離れて、あのママと仲良くし始めてる…!」
みたいなシチュエーションが、一番疎遠にされた側は傷つき、プライドを壊され、結果として恨みを抱くのです。
誰かと疎遠になるときは、みんなと疎遠になろう
が、疎遠キャンペーンの合言葉!
私は人付き合いに、もともと苦手意識があったため、そのボスママと疎遠になる際は、
良い機会だから誰とも距離を置こう!
と決めました(夫には飛躍しすぎ…と呆れましたが笑)。
もともと、幼稚園ママは
- 熱心につるむタイプ:3割
- 深入りせず無難に過ごしたいタイプ:6割
- 誰とも距離をとるタイプ:1割
みたいな分布図。
私は、2.で居たかったのですが、1タイプと仲良くすることで、しんどさを感じてしまい、方向転換するために、覚悟を決めて、3.になることを決めました。
でも、実際、3.は気楽でした。
ぼっちママが幼稚園生活を送る上で、寂しさを感じるポイントというのはだいたい決まっているので(これはまた記事にしたいと思います)、
そこのポイントさえ乗り切るコツを得ていれば、3.タイプはどこまでも自由。
残りの園生活と、下の子の時には、3.タイプを貫きましたが、結果から言うと、快適そのものでした。
もちろん、ちょっとの期間でしたが、ママ友の家を行ったり来たりする濃ゆい関係を体験できたことは、人生の経験になりました。でも、子供がらみでは、もうしなくていいかな…(笑)。
ストレス感じるくらいなら、疎遠になろう
ママ友作りは、ママ友を見極めてから!と思っていても、入園入学時のバタバタの時に、じっくりママ友を見極めている余裕はありません(笑)。
女子って、人間関係を固定化したがる生き物ですが、
人間関係の固定化ほど、ストレスの元になるものはない!
とHSPの私はいつも感じています。
ママ友になったあと、
- どうも価値観が違う気がする
- 一緒にいるとしんどい
- 会ったあとモヤモヤした気持ちが残る
ということがあったら、まずはその自分の気持ちを、認める。
誰かにストレスを感じてしまう、という事実に
「相手に悪いな、、私ってダメだな、、」
と思ってしまう優しいママほど、対人関係でストレスを溜めやすい。(そして、そういう優しさにつけこまれることも多いです)
あなたは今、なんのために生きてますか?
子供のため、自分のため、家族のため…。
少なくとも、ママ友のためではないはず。
良いのです。
ストレス感じるくらいなら、疎遠になりましょうよ。
自分で感じ、自分で決めた決断は、何よりも今後の人生の糧になります。
自由な気持ちで、自分らしいママ人生を歩んでいきたいですね。
色々悩みがちなママ生活。自分にとって何が幸せなのか、そして他人にコントロールされない自分の軸を持つことが、日々の生活をストレス少なく過ごすコツだ、と気づかされた本↓。
(子育ての本ですが、ママ自身の幸せな感情が大事だ、という部分が核心であり、心に響きます)
悩みがち、他人の気持ちに敏感で疲れやすいママに、おすすめしたい本です。
子育ての一番の基本は、「あなたが幸せでいること」。ただ、それだけです。
という本のフレーズにハッとしました。
私も他人の感情に振り回されすぎていたけど、自分軸を持つように努力したことで、心が消耗しにくく、以前より前向きに過ごせるようになりました。