ママ友との距離感は難しい
ママ友との距離感。
簡単なようで、難しいパズルのような…
前提として、ママ友というシステムには独特の複雑さがありすぎるのよ。
「ママ友の距離感」も、まさにケースバイケース。
だからこそ難しい。
世のママをモヤモヤさせる永遠のテーマ(?)ではないでしょうか。
距離感がおかしいママ友だけは最初から全力で逃げる
ただ一つ言えるのは、
「距離感がおかしい」ママ友とはあまりお近づきにならない方が良いでしょう。
そういうタイプに最初に感じた「違和感」をスルーしていると、
どんどん自分の生活領域に入ってくることがあるので、要注意です。
まあ、そういう「距離感がおかしい」ママというのは頻度としてはクラスに1人いるかいないかぐらいで、大多数は常識的なママたちです。
で、そういう常識的なママと接しているときでも距離感は難しい。
近づきすぎても、色々なものが見えてきてしまい(自分自身も、ママ友も)、
知らなくてよかった感情を抱えてモヤモヤしてしまうこともあるし、
また、
距離感が遠すぎても、いつまでたっても他人行儀で、それはそれでなんだか寂しい。
「つかず離れずがいい」
とは聞くけれど、その程度がわからない。難しいですよね。

自分のスタンスで「距離」を決める
ママ友との距離感について悩む人は、
「自分の中でスタンスが決まっていない」
ことが多い気がします。
スタンスが決まっていないと、何が起きるの?
周りに流されやすく、疲弊しがちになるリスクがあります。
距離をガンガン詰めてくるタイプのママ友がいても、
すぐに予防線を張れずに、
お誘いについ付き合って、あとで疲弊してしまいがち。
また、恐いボスママがいれば、常に顔色を伺ってしまう。
「相手に悪いし」
という気持ちが大きすぎて、でもそれによる行動が本心ではないため、
心と体がバラバラで、常にモヤモヤしがち。
他人のペースに常に合わせると、自分が壊れていくことすらあります。
相手の気持ちを汲もうとする優しいママほど
「相手に悪い印象を与えてはいけない」
と、自分よりママ友の気持ちを優先してしまいがち
結果として、つねに振り回されるしんどいママ友生活になってしまいます。
それも、うまくいっているうちは割と楽しいので良いのですが、
少し関係が変化すると、一気に辛くなるので注意。
自分の「交友スタンス」をしっかり決めて、線引きするのが大事なのね。
ママ友に流されることが減り、自分の価値基準で行動できるので、少なくとも自分が疲弊したり、モヤモヤ後悔することがぐっと減ります。
(✳︎その代償に、寂しいことはあるかも)
具体的には
- 短期間に急接近しない
- ランチは頻度に注意(頻繁に行くとスタメンだと思われる)
- ラインの返信すぐしない
- 誰かの悪口に乗らない
などなど…。
ポイントは、
「距離を置きたくなったとき、容易に距離を置けるぐらいの仲」
を心がけると良いです。
あと自分基準の「疲れるママ友」「疲れないママ友」を把握しておくことも大事。
ママ友に疲れるんです…。疲れないママ友との違いを知って賢く自己防衛しよう

「ママ友との距離感の近さ」はトラブルの元
ママ友トラブルは、圧倒的に「距離感が近い」ことで起こります。
距離感が近すぎると、お互いのアラが見えやすくなると同時に、遠慮も無くなることでのトラブルも増えてきます。
さらに困ったことに、
一旦、距離が近くなりすぎると「離れたい」と思ったときに難しいこと。
なるべく角を立てずに距離感を置く方法は、やはり「フェードアウト」です。
じわじわと、ゆっくり距離を取ることです。
1日1センチくらいの気持ちで、離れていきましょう(笑)。
例えば先に述べたように、
お誘いを3回に1回のペースで断る、
ラインの返信は1日ずらす、とかで
物理的な接触を減らしていくこと。
手っ取り早いのは、自分が忙しくなってつるむスキを与えないこと。
習い事でもいいし、パートでもいいし。
仕事始めちゃうのが早いですけどね。
幼稚園ママでも、仕事始めたママは、一気にサーっと付き合いも薄くなります。
周りも「仕事始めて忙しいそうだもんね」
であっさり納得してくれます。
外に働くのが難しい場合には、
多少嘘でも、
「在宅で仕事してる」
と言うと良いでしょう。
私も同じ幼稚園のママが「在宅でライターしている」「在宅で家業の手伝い(帳簿付け?)している」
「在宅で知育系の仕事してる」とか色々なママがいました。
実際にその仕事をしているのか詮索する人なんていなかったですし、自分を守るための多少の嘘は方便です。

自分をしっかり持てば大丈夫
ママ友コミュニティに入ったとき
つい
「とにかく波風たてずにやって行こう」
と思ううち、周りに合わせすぎて、悩みが深くなっていくことがあります。
そういう時は、一度自分を見つめ直し、自分が何が好きで何が嫌いか、をはっきり確認することが大事です。
それが、「自分をしっかり持つこと」なんだと思います。
「自分を持つ」ことが、「自分の身を守る」一番の方法です。
「自分を持つ」ということが分からない、
というママもいるかもしれません。
でも、
今まで生きてきたすべての道は、小さな決断の連続だったはず。
今まで自分がしてきた小さな決断のひとつひとつが、「いまの自分」を作っている、ということを認識してみて。
そして自分を褒めてください。
「よくやってきたな自分」と。
「自分自身」は、その小さな決断の集合体。
だから、自分のない人なんていないはず。
- 何をしている時が幸せ?
- 大切なものは何?
- ほっとする時間はいつ?
- 譲れないことは?
ひとつひとつ、確認してみることこそ、
自分の価値観を洗い出す作業。
そして同じように、
- ママ友とはどういう風に付き合いたい?
- 私にとってストレスのないママ友付き合いって?
素直に自分の声に耳を傾けてみましょう。
その先に、きっとベストな答えがある。
それが、あなたにとって正しい距離感なのです。
ぜひ、自分らしいハッピーなママライフを送っていきましょうね!
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