ママ友カーストって?
ママ友カースト。ママなら一度は聞いたことがある言葉かもしれません。
個人的には、とてもいやな言葉だな〜こういう言葉と関わる世界には絶対いたくないな〜と思いますが、
幼稚園などに入ると、やっぱり多かれ少なかれ、女の世界、こういう類のものには、実際遭遇しました。
「スクールカースト」というと、学生時代、人気のあるクラスの中心的存在が「トップ層」で、おたくで、暗くて冴えなくて、みたいな人が最下層に追いやられる、という基準がありましたが、
「ママ友カースト」は、また違う、「子育てママ」特有の格差づけ、がありました。
不思議なものですが、幅を利かせる層(トップ層)は、幼稚園ごと、そして、地域によっても、異なる印象を受けました。
ママ友カーストの種類
ママ友カーストはどういうものか?というと
- 子供の学力差(お受験勝ち組とかがトップ層)
- 夫の職業(医師とか、お金も地位もインテリ度も高いのがトップ層)
- ママの美人度(元モデルとかがトップ層)
- ママのコミュ度(リーダーシップ発揮するのがトップ層)
など、コミュニティによって、トップは意外と、さまざまです。
文教地区ならば、子供の学力が重視されるし、港区とかお金持ちが住む地区なら、夫の職業比べになるし、美人度やコミュ度が重視されるコミュニティもあるでしょう。
まあ。
どちらにせよ、くだらないものです。
でも、その「くだらないもの」で、人知れず苦労するママが多いのも事実なんです。
ママたちの本音
ママ友カーストについて、ママたちの本音を聞いてみました。
40代ママ
ママ友カーストってすごい言葉ですよね。カーストとイメージするのはインドですが、21世紀の現在もカーストによる差別行為は法律で禁止されているけれど、カーストそのものは否定していないそうで、今もカーストによる弊害は残っているのだそうです。 このことからも分かるように、カーストは「一度組み込まれると逃れるのが難しいもの」と理解した方が良さそうです。 どうやって逃れるか。それは、最初からママ友とはつるまないことです。 「一緒にあれやろう」「これやろう」という人とは距離を置いておくこと。 何事もはじめが肝心なので、人から誘われると断れないタイプの人は入園・入学の時期に合わせて、短期でも良いので働くと良いかもしれません。 「仕事があるから…」というのが一番の断り文句です。 もし、もうママ友カーストの中に組み込まれてしまっているのなら、勇気をもって抜け出しましょう。仮にグループから外れることで、あれやこれや悪口や蔭口を言われたとしても、大変なのは最初だけ。 軌道に乗ればあとはすっきりしたものです。 思っていることは同じだったりして、一人が抜ければ次から次にということもあります。 ちなみに、ママ友から得られる情報はいつも「2番目」か「3番目」に良いアイデアです。 誰もが自分の子供が一番ですから、当然といえば当然のこと。 それに、何かあるごとにママ友だよりの親よりも、何かあったら先生や学校に相談する親の方が、先生や学校の印象は良いです。子供同士のトラブルも、親が関わってくるから複雑になります。子供のためにも、カーストそのものに属さない生き方を選択しましょう。 |
40代ママ
子供同士がうまく付き合えば、親同士のつながりなどそんなに気にしなくて良かった時代はいつの間に終わりを迎え、「ママ友」と呼ばれる、お母さん同士のつながりが、幼稚園などから当たり前にできるようになってきました。 その中でも、どういうお母さんがママ友カーストで「上」に立っていけるのか。 親の職業などでも上に立てるのかどうか決まってきますが、それよりも重要なのは子供の教育に関してのステータスです。 どういう習い事をさせているのか、受験をするのかで、立ち位置が変わってきてしまうのです。 第一子で習い事を一生懸命させている親よりも、第二子以降の親で同じくらい習い事を一生懸命させている親では、後者の方は上に来ます。それは、お母さんの教育に関しての経験年数が長いからです。 その時代によって受験制度も変わるのですが、昔を知っている人はカーストの中でも上に行きます。 のし上がるのではなく、そのグループ内の習い事などの経験年数で上に行けるかが変わってくるのです。また、第二子以降でもあまり教育に熱心ではない、習い事などをさせていないと、上にいられることはありません。 また、子供の合否によって、その後の順位などが変わっていくこともあります。 |
確かに、幼稚園の頃、「この幼稚園3人目です」というママの威圧感、ベテランオーラはすごかった記憶があります。
そのママの発言は、絶対。間違ってない、みたいに従う雰囲気がありました。経験がものを言う世界でもあります。
ママ友カースト、複雑すぎます…。
カーストを「気にしない」という選択
濃密なママ友コミュニティも、ぼっちママも、一通り経験してきて、私、しみじみ思うのですよ。
「変なことには、関わらない」
が全てだ、て。
ママ友マウンティングとか、カーストとかって、一部の、人を比べたがるタイプのママが発端なんです。
ちょっと良いお受験幼稚園とかに通わせていたら、そういうママがたくさんいるのかもしれません。
また、庶民的な幼稚園や小学校であっても、(みんなどんぐりの背比べなのにさ〜)「ちょっとした差異」を敏感に感じ取り、わざわざ誇張化し、(わざとかナチュラルかはしらないけど)あえて周りにそれを意識させて、ざわつかせる人というのは、女の世界、どこにいっても存在します。
今まで、そういう世界を上手に渡ってきたママでも、「子供のこと」になるとやはり平常心ではいられなくなるもの。
望まずにママ友カーストの世界に引き摺り込まれてしまうママもいるでしょう。
でもね。
あえて、やっぱり、強く気持ちを持って、
そういう、「ヘンなママ友コミュニティ独自の格差」みたいなものからは、きちんと距離を取ることが、最善です。
距離をとるには、強さが必要です。
ママ友間で繰り広げられるカーストなんて、ほんとに、コンプレックスの塊たちが繰り広げる、狭い、価値のない世界なんですよ。
ママ友カーストをしたがるママというのは、100%、何らかのコンプレクッスを抱えています。
コンプレックスは、見る目を曇らせます。
彼女たちの言うことは、どこかバランスを欠いているはず。
(だからもし、カーストママに傷つけられるようなことを言われても、スルーしましょう。バランスの狂った曇った目から発せられた言葉に傷つくだけ、こちらは損です。)
気をつけて欲しいのは、他人のコンプレックスは、向けられた相手までも、コンプレックスの怨念に当てられ、調子を狂わすことがある、てこと。
だから、他人のコンプレックスに、まともに当たってはいけません。
ママ友カーストの渦には、近寄らないこと、巻き込まれないことがなにより大事。
勝手にどうぞカーストつけてもらって、こちらは我関せず、涼しい顔しているに限ります。
人に、あなたの価値を、あなたの子供の価値をはかることはできません。
価値を決めるのは自分自身です。
もし、ママ友カーストの渦に巻き込まれかけたら、まずは目の前の子供と、そして自分自身に向き合ってみることが大事。
- 私は何がしているときに幸せ?
- ママとして、我が子にしてあげたいことは?
- 我が子が、自由に生きてくために何が必要?
我が子と自分の幸せのために、考えることはたくさんあります。
ママ友の顔色みている場合じゃありませんね!
そして、自分自身について向き合う時間があることで、不思議と心は落ち着いてきます。
どうかどうか。
人間関係に振り回されずに、子育てを頑張るママのすべてが、自分らしい穏やかな生活を送れますように。