ママ友作りに奮闘した若かりし過去
私は、もともと友人が多いタイプではなく、子供を出産してママになった最初から(というか妊娠中から)、
「おそらく、ママ友とかはできないであろう…」
と冷静に考えているような人間でした(笑)。
で、乳児期はもちろん(もちろんって何だ?)、ママ友ゼロ。
なのに、何を間違えたのか、幼稚園選びでは(色々検討しすぎて頭がショートしたのか)、
園行事が活発で、ママ友コミュニティも密な幼稚園
に我が子を入園させちまったんですね(笑)。(やっちまいました)
でね、私、すごく頑張りました。
なにをって。
もちろん、ママ友作り。
こういう幼稚園入ったからには、ママ友とうまくやらなきゃ!て、何か突然前向きになってたんです。
ずっとニコニコして、会話にも交じって、愛想笑いして、気を遣って、集団行動だって、厭わずしました。
そしたら、体調崩しました。
ストレス溜まって、精神崩壊寸前になりました。
慣れないことしたからです。したくもないことを、自分を誤魔化して、したからです。
で、まあ、紆余曲折ありまして(他のブログ記事も読んでみて♡)、ママ友コミュニティから距離をとることにしたのですが
(断っておきますが、本質的に、自己都合です。ママ友の誰かが悪いとかじゃない)
しみじみと
「この2年、すごいすごい頑張ったけど、本当の意味でのママ友はできなかったかもな…」
と思いました。
そう、ママ友って、本当の意味で、作るのは難しい、とつくづく思います。

ママ友ができない理由
そういうわけで、私は入園直後、無理してエンジン全開でママ友作りをして、それなりに(見かけ的には)ママ友がいる状態をなんとか作ることができたのですが、なかには、私よりも
「ママ友ができない」様子のママたちの姿も、頻繁ではないものの、見受けられました。
「ママ友ができない」には2種類あると思います。
作りたいのにできない
という人と
作る気がそもそもない
人の2種類。
問題なのは、作りたいのにできない、という人です。とても悩ましい状態と思います。
なぜ、ママ友ができないのか。
自分にも経験があるので、理由を探ってみたいと思います。
ブレーキ人見知りママタイプ
まず、「ママ友作りたいのにできない」というタイプは、
人見知りであることが多いです。
そして、
自分の行動にブレーキをかけがちなタイプのママに、多い気がします。
たとえば、「ママ友が作りたい」と思ったとして。
ポジティブママの場合、
「じゃあ、どうしよっか?とりあえず、気の合いそうなママとか、子供の友達ママとかに声かけてみよっかな?」
とライトに考え、即行動。
その行動力に加え、気負いのない雰囲気に、どんどんママ友ができていく好循環。
しかし。
ブレーキかけがちママの場合。
「ママ友作りたいな?」と思っても…。
「仲良くなりたいけど、積極的に行ったら引かれるかな」とか
「迷惑じゃないかな」とか
「子供同士が合わなかったらどうしよう」とか、
とにかく、行動する前から、あることないこと色々考える(妄想と言います)。
よく言えば、思慮深くて、仲良くなったらすごく思いやりのあるタイプ。
(私はこういうタイプのママが大好きです)
こういうブレーキママは、もうグループができあがってる雰囲気のところには入りにくいし、色々、あれこれ考えて見送っているうちに、
もう「ママ友できない…」
「ママ友できない、はい決定だ」
みたいな状態になりがち。
特に、幼稚園入園したてとか、新しいコミュニティの始めって、良い意味で無神経で(笑)グイグイ会話するタイプのママさんが、わーっと交友関係広げるから、
そういうの見て「うわっ…」と圧倒されたりしますよね。
でも、ブレーキ人見知りタイプのママさんは、夏休み前後に、徐々に本領を発揮し始めます。
だから焦らなくても大丈夫。
夏休み前には、それぞれのママや、子供たちのキャラも段々わかり始める頃。
そして、それとなく、気の合うママ同士がコンタクトを取り始める時期。
そんな中で、似たタイプのママから、話しかけられる機会も増えてくるはず。
「夏休みどこか一緒に行きませんか?」みたいな話も、出てきます。
そのときは、気が乗るものはすべて乗っかりましょう。
そうやって、スロースターターながらも、少しずつ打ち解けて、みんなの信頼を得て、じっくりした友情を育んでいけるタイプなので、焦らなくて大丈夫です。
人見知りママは、最初は辛いですが、一度仲良くなれば、嫌われること少ないタイプでもあるので、自信を持って大丈夫です。
寄せ付けないタイプ
いるんです。時々。
自分ではまったく自覚ないけど、
実は周囲のママからは
「なんか話しかけたら怒られそう」
「一人でいたいタイプっぽい」
「とにかく話しかけづらい」
と思われる、寄せ付けないオーラ満載のママ。
本当に、ママ友いらなくて寄せ付けないオーラ放ってるママもいますが(笑)、そんなつもりないのに、なぜか敬遠されて何も誘われない…みたいなママも、います。
そんなママは、外見上に特徴があります。
まず、クール系美人ママ。
ただぼーっとしているだけなのに、
「あれ、機嫌悪いのかな?」
と思われがちで、下手をすると、お高くとまっていると勘違いされて、大いに損をすることも。
クール美人すぎて、
「私たちとはちょっと違うよね…」
と勝手に距離を取られていることも。
そう、ママになると、美人って、割と不利だったりするんですよ。
そんなクール系美人ママは、とにかく笑顔と、親しみやすさを、普通の人の1.5倍は心がけて。
特に効果的なのが、失敗ネタとかおっちょこちょいネタを披露すること。
それだけで、周りはほっとして
「思っていたより怖いひとじゃないんだ」
と認識して、そこからは、ママ友があっという間にできると思います。

次に、無愛想or無表情ママ。
ママコミュニティの中で、無愛想とか無表情って、異質になりがちだから、割と目立つんですよ。
もともと無愛想、無表情な人っていますから、本人のせいではないんだけど、でも、やっぱり、あとちょっとだけ努力して、なるべくポジティブな表情を作ってみることをおすすめします。
おすすめなのは、口角を、ちょこっとだけあげること。(あがらない人は、練習して!)それだけで、愛想が3割増しですから!
別に無理に明るく会話したり、面白いこと言わなくても良いんです。
「顔面だけポジティブ」心がけてれば、それだけで、びっくりするほど周りの反応変わります。
最初は、無理やり顔を作ってる感があって大変かもしれないけど、
表情って慣性の法則働きます。
そのうち、自然にポジティブな表情を出せるようになります。
そして、不思議なことにポジティブな顔していると、ポジティブなことがやってくるようになります。
毒舌タイプ
言葉がキツイひと、毒舌をつい言ってしまう人も、ママ友ができにくいです。
ママって、色々なことを背負った、繊細な生き物。
いままで、仲間内(学校とか職場とか、友人内とか)では通用していた、きつめキャラも、
バックグラウンドが様々なママ友コミュニティの中で、いきなりキツイことを言うひとや、毒舌な笑いをとるひとには、みんな引いてしまうことが多いです。
なによりも、面白い、というよりも「非常識な人」と捉えられることが多い気がします。
なので、切れ味の良さが売りの人でも、ママ友コミュニティではマイルドでいることが大事です。
自由奔放タイプ
自由奔放、予想の斜め上を行く言動の多いママも、ママ友はできにくい(笑)。
ママコミュニティって、平均的というか、「子供を守る」ことが使命と考えるママが多く、
「何をしでかすか分からない」ママは、危険分子とみなされることも。
また、その自由奔放さと、我が身の窮屈さとを比べて、いまいましさや嫉妬の感情を持ってしまうママも、いるかもしれません。
コミュニティの属性にもよりますが、コンサバなコミュニティほど、自由奔放ママは風紀を乱す存在として、距離を取られがちなので注意。
尊重して生きる
ママ友コミュニティというのは、独特な世界です。
今まで、長所や良さだと思ってきた自分カラーが、ママ友のできない要因だと知ったら、ショックを受けることもあるかもしれませんね。
でも、だからといって自分のカラー、特性を全否定する必要は、まったくないし、変える必要もないと思います。
ただ、ほんのちょっとの努力と、相手への想像力は、必要になってくるかも。
ママとして、ママ友コミュニティに属す場合、まずはそんな配慮が必要な部分もあるけれど、
徐々に親しくなってから、少しずつ自分のカラーを出せば、受け入れられる場合もあります。
ママ友との間で、一番大事なことって、「お互い尊重すること」だと思うのです。
どれだけママ友とわーっと賑やかにやっていたとしても、相手を尊重する気持ちのないママは、結局、いずれ人が離れていきます。
ママ友ができなくて悩むママも、人を尊重する気持ちを持っているママは、いずれ必ずママ友ができるし、一度できたママ友との関係は強いはず。
人としての、基本的な思いやりの精神があれば、遅かれ早かれ、ママ友はいずれできます。大丈夫。
ママ友ができないと悩む人も、焦らず、時が来るのを待ちましょう。
それは、自分が思っているよりもきっと早く来ます。
それまでは、楽しく、自分らしく生きることを大事にしてきましょう。
✳︎人間関係に悩むママにおすすめの本。最近読んで、いつもモヤモヤしていた不安や孤独感の正体が、すこしわかり、気持ちが楽になりました。
自分にとって何が幸せなのか、自分で気づくことは、心の健康にとても大事。
日々悩みがちなママに、おすすめしたいです。