【育児の息抜き】ひとりの時間の大切さ

育児の息抜きは必要不可欠

とつぜんですが、

私は、育児全般がたぶん得意なほうではありません

家事も苦手。

要領悪い。

人に聞けない。

頼れない。

それはそれは、乳幼児期の子育て、苦労しました。

周りも、ハラハラして見ていたと思います。

そんななか、

「もうだめになるかも」

と極限まで追い詰められたとき、ようやく「息抜き」を意識するようになりました。

上手に息抜きしなきゃ、もうおかしくなる、と。

そして、育児の息抜きの仕方について、かなり研究。

そんな育児の息抜きへの探求と変遷についてお話したいと思います。

育児中の息抜き時間をどう捻出?

育児中の息抜きの時間。乳幼児のときは

ほんっっっっっっっっと、普通にしていれば絶対に取れないです。

子供が幼稚園に入るまで、子供と離れる時間、ひとりになる時間は、

そうそう簡単には取れませんでした。

チャンスとしては、土日の夫の休日に、2、3時間ほど子供をみてもらう。

数時間だけでもひとりの時間をもらえるだけで、かなり自分の気持ちをニュートラルに戻すことができました

たった数時間、されど数時間です。

私にとって、この数時間が、ストレスを爆発させない生命線でもありました。

だから、「数時間程度ならいらないよ、変わらないよ」なんて思わずに(最初は私もそう思っていた)、

子育てストレスがたまっているときには、ぜひ1人の時間を得られるチャンスがあるならば、貪欲に得てほしいです。

ひとりになる時間を得たことだけで、ささいな子育ての悩みが消えたこともあったし、ガミガミしないで済んだことも何度もありました。

しかし、ストレスがたまってくると、夫の休日まで待てない!(笑)

そういうとき、私は自治体の認可保育園の一時保育、認証の一時保育、ベビーシッター(キッズラインというマッチングサイトを私は利用してました)をフル活用。

登録はちょっとだけ面倒だし、予約だって取りづらい(認可の一時保育は1時間電話をかけ続けないと予約できない)けど、

それでも、その手間に目をつぶってでも、私はひとりの時間が欲しかった

だから頑張って一時保育に託しました。

葛藤や不安もありましたが、やはりそこまでして得た休息は、私には大きかった。

世の中、ひとりの時間がなくても平気、というタイプの人もいると思うのですが、私はとにかく「ひとりの時間」がないと、頭がぐちゃぐちゃして心身ともにストレスを溜めてしまう面倒くさいタイプ(笑)。

利用料金が…、と当時は利用することにすごく経済的葛藤もありましたが、

いま振り返ると、ストレスで病んでしまうリスク(回復までの時間、子供への影響)を考えれば、

適切かつ絶対必要な投資だったと思います。

むしろ、あの当時、お金のことを気にして利用を渋っていた私に

「なんで?お金はいつだってあとから取り返せる。でも、ストレスによるダメージは取り返すのに時間がかかる。金払ってでもストレス回避せよ!」

と背中を押したい気持ちです。

息抜き時間、何をする?

育児の息抜き。

本来の自分に戻ることなら、なんでも良いと思うのです。

私も最初の頃は、1人時間をなんとか捻出したら、

家の掃除とか、買い物とか、デパ地下巡りとか、

なんだか活動性高いことをせっせとやってました。

でも、「あれもこれも」と思うと忙しない気持ちだけが先に立ち、

思ったほどストレス解消されない。

結局、私にとって一番の息抜き方法は、

「図書館でゆっくり本を選んで、借りた本をカフェでゆっくりめくる」

「カフェで手帳を見ながら、これからのことをゆっくり考える」

でした。

これが、一番気持ちが落ち着いたし、ぐちゃぐちゃの気持ちを整理することができ、自分に優しい時間でした。

もちろん、アクティブな人だったら、スポーツしても良いし、買い物が大好きな人なら買い物するのが一番のストレス解消法だし、友達とおしゃべりするのもよし、こればかりは人によって全然違うはず。

私は、

頭がこんがらがる=一番のストレス

と感じるタイプなので、とにかく、忙しない日常にただ流されていくだけじゃなく、1人で自分に向き合う時間を作ることが大事でした。

ひとり時間

ひとりの時間で得たことは、

客観的な気持ち。

そして、客観的になれたからこそ生まれた「自己肯定感」

乳幼児育児は、孤独で、とにかく放っておくとどんどん「不安のオンパレード」になりやすい。

社交的なママは、そういう不安をママ友とおしゃべるすることで解消させるのかもしれませんが、私はコミュ障、人と交流するとますます疲れるので(笑)、とにかく1人になることが何よりも安らぐことでした。

そして、ひとり「現在のわたし」を客観的に振り返り、

「まあまあ頑張ってるじゃん」

「よくやってる」

「ちょっと余裕ないけどね」

「離乳食そんなに頑張らなくてもなんとかなるんじゃない」

とか、なぜかひとりでいると、

子育てに追われているときよりも楽天的で、肯定的になれるんです。

子育て進行中のときは、全然そんな風に思えないのに。

どんなに頑張っても、自分の頑張りが足りてない気がして、自分のやることなすこと全部ダメな気がして、本当に泣きそうで、

気持ちばかりが焦り、ネガティブな気持ち先行で生きてしまう。

だから、子育てから離れて、ほっとした時間に、「俯瞰的」に自分を見つめ直して

「まあまあ頑張ってるじゃんわたし」

「思ってるほど悪くないと思うけどなあ」

と感じることって、実は育児において、すごくすごく大事なことなんじゃないかな、と感じてます。

煮詰まりすぎて、子供につらく当たる、さらに自己嫌悪…

誰も悪くないのに、悲しい状況だな、と思います。

でも渦中にいると、そんなことわからない。

なぜ煮詰まるのか、

子供にイライラするのか、

そんなこと、悠長に考えている暇ないほど、大変だった。

いまだに、あの頃の壮絶な乳幼児育児の時期を思い出すと、胸がしんみり痛みます。

子供、かわいそうだったな、と。

自分もかわいそうだったな、と。

育児鬱って、お母さんが子供と少しでも離れる時間を持つことができれば、減る気がします。

生後6ヶ月以降じゃないと、自治体の一時保育は利用できないことが多いけれど、本当は、新生児の時期や、生まれてすぐの時期も、お母さんに1時間でもいいから、赤ちゃんのそばから離れて自分の時間を持つことができたらいいのに。と思います。

もし、育児に悩んだり煮詰まっているときは、とにかく1人の時間をとることを全力でおすすめしたいです。

それだけで解決することも、意外とあるのです。

愛おしい乳幼児育児、でも壮絶な乳幼児育児。

上手にバランスを取りながら、どうか、すべてのママたちが、頑張りすぎず、自分にも子供にも優しい時間を過ごせれば、と願います。