ママは気にしすぎる生き物?
私は、子供の頃から気にしすぎる性格でしたが、ママになってからさらにその性格に拍車がかかり、ただでさえ大変な育児をさらに困難にしていた時期がありました。
ママになると、子供がらみで色々心配にもなるし、ママ友関係も色々気を使い、そのほかにも仕事のことや家事、お金のこと…不安なことはたくさんあり、放っておくと、どんどん気にしすぎる性格になっていく危機感(笑)。
元来気にしすぎの性格は、
「まあ、生まれつきだからどうしようもないよね〜」
というのが私の諦めにも似た持論ですが、
(気にしすぎな性格は、細かいことにも気づき、豊かに物を見れる、と先生に言われたことがあり、すべてがマイナスとは思っていないのです)
困るのは、気にしすぎて疲れてしまうこと。
疲れてしまうと、何事にも意欲的に取り組めなくなったり、悲観的になったり、子育てを楽しめなかったり、とにかく人生を前向きに捉えられなくなる…。
疲れるって、いいことないな、と感じています。

気にしすぎることより、気分の浮き沈みに注意を払う
幼稚園に子供が入園してから、すこし手が離れて楽になったはずなのに、1日が終わるころ、なんとも言えぬ重だるさがあり、
「ずいぶん疲れてるなー、なんでだろう。そんなに無理してないと思うんだけど」
と思っていた時期がありました。
その頃は、園行事もとても忙しく、子供も園生活に慣れるので精一杯(家でぐずるぐずる)、さらにママ友関係も少し複雑さを増してきていて、とにかく、私自身の、気分の浮き沈みがとても激しかったんですね。
あるミニマリストの本を読んだときに、
「気分の浮き沈みは心身を疲れさせる。それがたとえ楽しいことでも、気持ちが上がればまた下がるときがある。フラットなのが一番」
みたいな記述(正確なのは忘れた)があり、目から鱗。
そう、私が疲れていた原因は、気分の浮き沈みに心が振り回されていたから。
人が「疲れ」を認識しているとき、実は、体そのものはそこまで疲労がたまっている訳ではないそう。
疲れを感じさせる要因は、「脳の疲れ」。
そして脳の疲れの原因は、「自律神経の乱れ」。
嬉しければ気持ちは高揚し、悲しかったり不満があれば、気持ちは落胆する。
そういう気持ちの浮き沈みは、自律神経が上がったり下がったりしている状態で、それを脳は「疲れ」として認識する、ということらしいです。
すごくわかりやすく書いてある雑誌がこれ。⬇️
自分が疲れやすい、と思っている人には、その原因が何か、ヒントになるはず。ぜひ一度読んでほしいです。
だから、必要以上に、自分の気持ちを追い詰めたり、落ち込んだり、ハラハラと取り越し苦労をしたり、ぬか喜び(←これはまあ良い気もする)するのって、私は「ちゃんと頑張ってる」証拠だと思っていたけれど、それって、
ただの疲労のもと…!
この疲労のせいで、前向きになれなかったり、やりたいこともちゃんとやれずにいる…!
そう思ったら、
ちょっとした出来事や、まだ起きてもいないこと、過ぎてしまった過去などに過剰に引きずられて、気持ちを乱すこと自体が、ちょっとバカバカしくなり、また心底もったいなく感じ、
そこから、徐々に、自分の気持ちをコントロールできるようになっていったんです。
ママ友関係などで疲弊しながら子育てをやっていた私にとって、ターニングポイントの「気づき」でした。

気にしすぎる性格はそのまま。でも引きずらない
色々なことに細かく気づく、感じる、という自分の性格を抑え込もうとした時期もあったのですが、それはそれで、自分の持ち味(?)を否定してしまう気もするので、それはやめようと思いました。
ただ、気持ちに、振り回されすぎないようにする。
そこだけは気をつけよう、と思いました。
具体的には
- すぐ感情的にならない(あーもうだめだ!みたいな極端な悲観主義、以前はたくさんあって…)
- 気持ちが浮ついている時、落ち込みかけたときなどは、(自律神経上げ下げしてる、これは疲れるぞ自分!)と、把握し、フラットに戻す
- 予測できないものを過剰に妄想しない(妄想は自律神経を間違いなく波立たせます)
「今日は、あのママと沢山おしゃべりして楽しかったけれど、何か失礼なこと言わなかったかな、まずかったかな…」
帰宅してから、ありもしないことをモヤモヤ妄想してハラハラと悲嘆にくれる、みたいなこと、経験ありませんか?
私もそういう「1人反省会」をしてしまい、どんどん暗い妄想の沼に落ちていってしまい、放っておくと本当、際限ないので注意。
そういうときは、ある程度のところで、反省思考をストップ。
「本当のところはわからない。でも、もうすぎてしまったこと。何かあったら、次から気をつければ良い」
と自分で切り上げ、それでも引きずりそうなら…、その日はさっさと寝ます。
脳の疲れ、気遣い疲れは、寝ないと最終的には癒されません。
ある程度自分で切り上げる癖をつけて、私は劇的に人疲れが減りました。
色々なことをつい、気にしてしまうけど、そういう風に、引きずらないことを覚えると、生きるのが楽になります。
今までなら引きずられて消耗していた時間とパワーを、他のことにまわせるように。
ぜひ「自分は気にしやすい性格で、毎日色々と疲れてしまう」と悩んでいるママに伝えたい。
気にしやすい性格は、悪いことじゃない。
でも、それで疲れてしまうのは損。切り替え上手になれば、もっと楽に生きられるはず。
限りある人生、なるべく笑って前向きに過ごしたい。
自分らしい楽になる生き方を、探していってほしいと思います。