子育て、何もやりたくない病
私は、年に数回「子育て、なにもやりたくない」症候群に罹ります。
もうちょい軽めの「子育て、やりたくないな〜」はまあ、よくあるものの、
もう、どうしようもないくらい…
- 一ミリも動きたくない
- 息することしか基本できない
- ご飯のこと考えると、めまいと吐き気
- 子供の声が辛い、そのことに対する自己嫌悪すごすぎ
- 仕事中の夫に、何回もラインで辛いと訴える
それくらい追い詰められて
「子育て、なにもかもやりたくない」状況。
きっと、みんな…ありますよね?(私だけと思うと不安…)
しかしそういうときに限って、子供達からは
「お腹すいた」だの
「ママあれどこ?」
「ママおしっこ」
兄弟喧嘩だの、色々起こりがち…。
「ごめん、ママもう動けないんだ。もう少し休んだら…たぶん、たぶん動くから、とりあえず、今はここで横にならせて。お願い」
とソファに横たわったまま、飽くなき要求を抱えた子供たちに懇願したりするんですが、
「えー。ママ大丈夫?」
と心配しながらも、
「ところで私のおもちゃどこ?」
「やっぱりジュース飲みたい」
だのの言葉がそこに続くのは、幼児だから仕方ないと思いつつ、ときに拷問に感じることも…。
「ちゃんと聞いてるんかい」
と思いつつ、もう一度
「ごめん、ママどうしても今動けなくてね、、」
と説明。
その繰り返しで、横になりたい時間はあっというまにすぎてゆく。。
何もやれないときは、本当に、何もやれないだよ
何もやれないときは、本当に何もやれないんですよね。
そこまでの状態、つまり
「動けないほど、やる気でない」状態まで行き着いてしまうと、もう、どうやってもリセットすることができませんでした。
散歩とかきっと良いんでしょうけどね、散歩に行く元気もありません。
だって、外行くなら、子供と自分の最低限の身繕いを整えなきゃいけない。そんな気力すら、ない、そういうときは。
そういうときは、その日が終わるのを待つ、そして明日から切り替える、という術しか、本当にありませんでした。本当に…。

何もやりたくない、は行きすぎた育児疲れ
私は、上の子が幼稚園年少の頃が、もっとも体の調子が悪かった時期でした。
その頃は、朝起きてからも、気持ちを切り替えられない日が続いて。
朝目が覚めて、
「起き上がった瞬間からずーっと子供達の世話に駆けずりまわることになる…」
と思うと、もう、起きたばっかなのに、すごい疲労感(笑)。
なかなか起き上がれず、結局、家族のいちばん最後に起きてました。
でも、なんとか上の子を園まで送って、ママ友たちがだべっている間を伏し目がちにサーっと横切って急いで帰宅して、家で下の子を隣で遊ばせながら、子供のお迎えまでずっと横になっている、という状態が続きました。
本当に何もやれなくて。子育ても、家事も。
洗濯、食器洗い、掃除、料理、買い物…。
夜になると少し元気になれたので、そこでなんとか、日中との辻褄合わせてました。
公園遊びに付き合えない自分に涙
元気な上の子。
幼稚園の帰りには必ず公園に寄りたがる。友達とまだまだ一緒にたくさん遊びたーい!と。健全な証拠。
なのに。
まだ下の子もよちよち歩き出したばかり、公園に行っても、私は子供を追いかけて目を離せない。公園内は、同じ園ママばかり。
下の子を追いかけつつ、上の子が他の子とトラブルになったらビューと走って行って、解決を図る(笑)
そんな幼稚園帰りの公園遊びが、もっとも私には辛くて。
しかし、お迎えの時点で、すでに
「誰々ちゃんと一緒に公園で遊ぶって約束した」
と約束していたり。
「お願いだから、毎日は公園は無理。ママの体調が悪いこともあるから、勝手にお友達と約束しないでほしい。」
とお願いしたこともありました。泣きながら、4歳児に。。

心療内科に相談。意外な答えが
で、自分でも、ちょっとこれ、やばいんじゃない?
そう思い、心療内科もやっている内科に行って、医師に相談したわけです。
そうしたら、ひとこと。
「あなた毎日そんな頑張ってるの?そりゃ体調おかしくなって当然ですよ」
と。
自分では、その時まで、「頑張っている」という意識は全然なかったんですよね。驚くことに。
でも、育児、家事、パート、PTA、ママ友付き合い、色々なことを1人で抱えていたことは事実。
あ、そっか、私かなり抱えてるんだ、疲れて当然な生活しているんだ、と思っただけで、ストンと心が軽くなったのです。
それまでずっと、「自分はダメだ」と責めてばかりいました。
でも、まずは自分が、自分の疲れを認めてあげること。
それが冷静になる、解決の一歩だと悟ったんです。
育児が何もやりたくない、のではなく。何もやりたくないほど頑張りすぎている、、という認識にしたのです。
開き直りっぽいですが(笑)、どうあれ追い詰められているのは間違いない事実(笑)。
そして、自分を追い詰めているものと冷静に向き合いました。
- 子育てちゃんとしなきゃ
- 誰とでもうまくやらなきゃ
- まともでありたい
- できれば優秀な親でありたい
理想とかプレッシャーの塊でした。社会の価値観にも敏感でした。
そういうものを洗い出して、その上で、
「本当に自分が求めているのは何か」
静かに考えてみたのです。
答えはすぐ出ました。大事なのは子供。家族。そして自分。
それ以外の外部のことは、とりあえずシャットアウトだ。
周りの目は、気になるけど、私の人生で大事なことではない。
人によく思われることよりも、まずは自分を大事にしよう。
いまは、自分がダメにならないようなことだけ、してあげよう。
そんなところから、私の中で急加速で
「ママ友離れ」
「幼稚園ライフからの距離をとる」
傾向が加速したんですけどね…(笑)。
でも、そうやってシンプルに「子供のこと、自分のこと」だけを考えるようにしたら、その後の子育てが、だいぶ楽になったんです。

何もやりたくないと思うほど頑張っているママたちへ
疲れた…、何もしたくない…、育児も家事も…。
そう思うほど、頑張っているママさんたちへ。
もう、そこまで思うってことは、かなり頑張っていて、頑張りすぎているってことだと思うんです。
そんなママに必要なのは、間違いなく、休養。
何もできない、ではなく、何もやりたくないほど頑張り続けてた、という認識を持つこと。
それ以上頑張ったら、無理したら、壊れてしまう可能性だってある。
体も「それ以上動くな」とサイン出しているんです。
子供は、一回くらいお風呂入らなくても、夕飯はパンだけかじってもらっても、服を着替えなくとも、どうにかなります。
常に子供ファーストじゃなくて、体調の悪いときぐらい自分のことを優先してください。
後先考えず、ヘルプ出しましょう。
出前頼みましょう。外食しましょう。(外にでる元気があれば)
ヘルパー、シッター、親、頼みましょう。
お金のことなんて、あとから考えれば良いのです。
子供が手を離れたら、ガンガン働けば、育児時代の経費なんていくらでも取り返せますし、「何もできない、やる気がでない」と思っているのは、間違いなく緊急事態。当然最優先されるべき経費です。
夫が理解してくれないなら、了解なんてとらなくても良い。自分の身は自分で守るしかない。
同じように追い詰められるママが、ひとりでも減ってほしい。
本当にそう願ってます。
行動力のない私は、いまのところは、このブログで、いかに子育てママが、ストレスなく自分らしい子育てをできるかを、細々を発信していくしかないのだけど。
どうか、子育て疲れたママたちが、自分の疲れに気づきますように。
すごいことを、毎日たゆまず続けていることを、自分で認められますように。