(くるりんさん、このブログに素敵なメッセージいただきありがとうございました。共感していただけてとても嬉しいです。これからもお互い、無理しないスタイルでママ業やっていきましょう!応援しています☆)
ママ友コミュニティで生まれるストレス。実は気づきにくい?
私は、長子の幼稚園入園とともにママ友デビューして、3年間、それなりに普通ママを装って(笑)、頑張った日々を送ったのですが、自分の体調がどうもすぐれなくなり、
「これは…かなり無理しているな…私…」
と途中から気づきました。
何に無理していたかというと、やはりママ友との人間関係です。
- 嫌われたくない。
- 浮きたくない。
- ソツなくやりたい。
- 寂しいのはイヤ。
そんな思いが強く、もともと人付き合いがそれほど得意でもないのに、無理して社交的になり、PTAもママ友との交流も、全力で頑張っていました。
でも、徐々に自分の体と心に違和感を感じ始めて。
- ママ友とのランチのあとに、ぐったり横になって夕飯が作れない。
などから始まり、
- ママ友やPTAの予定があると、その前から緊張してイライラして、気持ちが重い。
- 子供の送り迎えに園へ行くのがとても億劫(特にお迎え)
- 風邪が長引いてなかなか治らない
- ママ友に言われた言葉(普段なら気にもとめないような言葉)がなぜか心に刺さってなかなか取れない
などなど。
特に大きい出来事があったわけではない。(小さなトラブルは色々あったけど笑)
でも、なんとなく、肩にずんと重たいものを少しずつのせながら、心も少しずつすり減っている、と徐々に自覚しました。
この自覚、すごく時間が経ってからでした。
子供が年長の半ばくらいにさしかかり、ようやく
「私、キャパ超えの無理している。もうやめよう」
と。

ママ友がストレスだと、認めたくなかった
なぜ、そんな自覚が遅かったかというと、やはり、
「ママ友ストレスで心身やられてしまうような社会不適合者(!)」
だと、自分のことを思いたくなかったから。
でも
しょうがないんですよね。
私は、学生時代もずっと、集団には違和感と苦手意識が強く、友達は少数でした。
HSPという言葉を知ったのも、その頃。
HSPとはHighly Sensitive Personの略で、生まれつき刺激に敏感で、周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことを指します。
HSPの人は日頃からささいなことに疲れやすかったり、人の感情に巻き込まれて苦しい思いをしたり、頼まれごとに対して断れずに自分のことを責めやすいといった特徴があります。
(出典:HSPのすべて|特徴・診断・適職・敏感で生きづらい理由と対処法について)
たぶん、私はこのHSP傾向がある、と感じました。
同時に、
幼い頃から感じてきた違和感やそれに対して自分を責める気持ちも、自分の性質によるものだったんだと思えたら、ストンを腑に落ちるものがあり、気持ちが楽になりました。
そして、
もう、無理しなくていいじゃん。
自分は自分。変えられないよ。
ママ友に限らず、人と接すると気を使いすぎて疲れてしまうのも、自分の生まれ持った性質。
あーあって思うこともあるけど、そんな自分を好きだと言ってくれる家族も友達もいる。悪いことばかりじゃない人生じゃん。これからはそれを否定せず、生きていきたい。
そう思え、無理して社交的に振る舞うのはやめよう、と思ったのです。

ストレスを感じるシチュエーションからは思い切って距離を置いていい
ママ友関係のストレスは、結局距離を取ることでしか解決しない、と経験から感じています。
「帰って一人になると疲れてしまうけど、一緒にいると楽しいときもある」
という気持ちから、なかなか抜け出せなかった経験もあります。
それも仕方ない。
だって、初めてママ友コミュニティに入って何がなんだか全然わからなかったんだもの(笑)。助かることもあったし、楽しいこともあった。感謝もしている。
でも、私が属していたママ友のコミュニティでのランチ会は、私にとっては頻繁なもので、結果として疲れるものでした。
といっても、1ヶ月に1回程度なんだけど。
でも、私の場合には1年に1回くらいのペースがちょうど良いのです(笑)。
そういう風に、
「一般的かどうかはわからないけど、私にとって心地よい距離」
を自分で見極めて、適切な距離をとることで、やはりストレスは減っていきました。
他のママ友どうしがトラブっているときも、私はハラハラして自分のことのようにストレスに感じていたのですが、そういうのも、頼まれない限りはひとごとでいよう、と決めたのです。
(自分の力では仲裁できるわけもなく、そういう調停役が上手でやる気のあるひとがが必ず他にいる。しかも、トラブっている両者は意外とすぐに仲直りしてけろっとしているケースも多い!)
上手に割り切れないタイプだったけど、ママ友コミュニティは、ほんと、割り切ってなんぼです。

ストレスの元をみきわめることが、ストレスフリー生活へのヒント
自分が、何に対してストレスを感じているか。
そのストレスの元を、自分自身で探っていくのは根気がいる作業だし、自分と向き合わなくてはいけないので、しんどくもあります。
でも、理由もわからずモヤモヤしているより、自分と向き合ってストレスの元をみきわめて対処したほうがずっと、未来は過ごしやすくなります。
私は心のどこかで、社交的でみんなから好かれるようなママでいたい、という憧れにも似た希望がありました。
控えめな学生生活を送ってきたからか、母親になったら生まれ変わって、社交的になりたかったのかもしれない。
それをはっきり自覚したのは、ストレスの元を探って自分と向き合ってから。
そして、その願いは残念ながら無理だな、ほかの希望と向き合おう、と諦めました(笑)。
あきらめたことで、それまで頑張って抱えていたストレスを少しずつ、手放せるようになりました。
そんなことを考えている間にも、子供たちは、ママ、ママ、と私にぴったり寄りそってきて、色々話しかけてきてくれる。
子供からしたら、人気者でいようと頑張るがためにピリピリしているママよりも、ストレスから距離を置き、自然体でゆったりしているママのほうがきっと好きなはず。
自分の気持ちと向き合って、無理せずにママコミュニティと付き合っていくすべを模索していく経験は、きっとこれから先の人生でも役にたつと思います。