幼稚園のママ友事情
こどもが幼稚園の頃がいちばんママ友関係は濃厚でした。
(といっても、コミュ障の私の濃厚なぞ、他の人からしたら、さっぱり薄いほうだとは思う)
入園式は、緊張しました。
幼稚園のママ友って、どんな感じ?って。
戦々恐々と幼稚園のママ友世界へ飛び込んだ私。
結果的には、楽しくもあり、面倒くさくもあり、の3年間だった。
終わって、冷静に振り返ってみての感想。
やりきったーーーーーという充実感もあり。
(行事が多く、PTAが活発な園でした)
救われたこと
ママ友がいることで、楽しかったこと、救われたこと、たくさんありました。。
- ママ友との何気ない会話で、リラックスできたりストレス解消になったこともたくさん。
- 下の子もいてお出かけもままらない時、一緒に出かけてくれた
- 土地勘のない私に、地域の情報などをたくさん教えてくれた
感謝してもしきれないくらいの優しさ、親切をもらった気がします。
しんどかったこと
一方で、仲が深まることで、 すこーしずつみんなが本音を出し始めたときに産まれたかすかな軋轢に、感情が揺さぶられて気持ちが沈みがちになることも。
難しいですよね。
たぶん、私がちょっと敏感すぎな面もあったかと思います。
私自身が誰かに攻撃されたわけでもないのに、人の悪口や不満を聞くだけで、気持ちがしんどくなっていきました。
誰が誰の悪口を言っていて、ああ見えてちょっと仲が悪いらしい、PTAのやり方や連絡事項で意思疎通がうまくいってないみたい、お互いの子供同士がトラブルがあって…という幼稚園事情がわかるにつれ、渦中にいるわけでもないのに、静かに息苦しくなっていきました。
楽しく園行事の準備をしていても、誰が何を感じていて、あとで悪口を言っているかわからない。
- あまり、軽口叩けないなあ。
- この人がいるときに、あの人の話題出さないほうが良いよなあ。
- あの人たち、まだ仲直りしてないのかなあ。
そして帰宅後にどっと疲れ、
- あのときああういうこと言ったけど、もしかしたら失礼だったかなあ。
とか、あとからじわじわ不安になる(笑)。
ほんと、気がちっちゃい〜!

幼稚園ママ事情に詳しくなるのも、考えもの
これは私からのアドバイスですが、気がちっちゃいひとは、あまり幼稚園事情やママ友の裏の人間関係事情に詳しくなっちゃいけないです、ほんと(笑)。
知れば知るほど、ただただ不安になっていくだけ。
それくらいなら、知らないで「あのひと蚊帳の外だから」ポジションを確立したほうが良いです。
親切にしてもらう引き換えに、事情通になり、ひょんなことから悪口の輪に加わってしまい、じわじわと人間関係が複雑になっていく。
せっかくの親切に、感謝しきれないほど自分が疲れてしまった時期に、私は決断しました。
(いま思うと、その時の学年は親切だけど気が強い人が多く、トラブルが起きやすい環境だった気がします。)
私のようなチキンには、ママ友関係はここで限界だ、ありがたいけれど気の小さい私はここまでのお付き合いにさせてもらおう。
と。
上の子が年中の終わり、そう決めました。
そこから卒園までは極力、ママ友付き合いは薄めにして(忙しいふりをしてなるべく顔を合わせない)乗りきりました。
下の子の園生活では、あっさりしたママ友付き合いを貫く
下の子のときは、学習したので、あくまであっさりした付き合いを全力で貫きました。
わいわい楽しくつるむことは皆無だったけれど、役員や行事はまじめに行い、会えば笑顔を心がけ、深入りしない付き合いを徹底し、距離が近くなりすぎて傷つけたり傷ついたりすることなく、無事に園生活を送ることができました。
仲の良いママ友はできずに終わったけれど、その後小学校に上がってから、園時代の同級生ママに
「幼稚園時代はあまり話せかったけど、仲良くしたいなと思っていたんです」
と控えめに話しかけてもらえたとき、びっくりしたけど、ちょっと嬉しかったです(笑)。
そんな風に、濃ゆいママ友時代を抜けたあと、気楽に付き合えそうなママ友が自然に現れることもあるんですね。
(そのママとはいまも、ときどきお茶したりします)
苦手なら割り切ることも大事
自分はママ友との濃い関係がダメそうだな、と思ったら、割り切ることも大事。
私自身、上の子の時に色々目一杯悩んだ末、最終的に割り切ることができたおかげで、下の子たちの時は、色々吹っ切れて、煩わしい人間関係に悩むこともなく、子育てだけに集中できました(笑)。
なによりも大事なのは我が子たちと過ごす時間。
時間も体力も、人生限りがあります。
子育て、そして人生は本当にあっという間。
ママ友関係にうじうじ悩んで、暗い顔して、大事な我が子の子育てに集中できないなんて、本当に、本当にもったいないんだから!
ママ友のことで悩みが深くなってしまうくらいなら、適切な距離をとりましょう、
大丈夫。ママ友いなくても、全っ然、なんとかなりますから!!
園生活でわからないことは先生に直接訊けばなんの問題もありません。(むしろママ友に聞いたほうが間違ってたりする)
気が利くママだなんて、人気者のママだなんて、周囲に思われる必要も全然ない。
ミステリアスママのポジションを確立するの、すっごく格好いいですよ。
周りに流されず、自分らしいママ街道を走って、子供の前では笑顔でいたいですね。
一緒に頑張りましょう!