ママ友のいない遠足の恐怖
市外から引っ越してきて最初の行事が「秋の遠足」でした。
既に年少からいる子ども達がほとんどのようで…しかも私は他のママとは交流がなかったので、遠足のお知らせがあった時一番に
「ママ友いなくて困る事態にとうとう直面…!」
と不安に。
普段の幼稚園の行事であれば挨拶程度で大丈夫だけど、「遠足」となると…ほぼ半日他のママさんたちと行動を共にする事に。
入園当初はランチ会やママ友会のようなお誘いをされたものの、
「今回はすいません。次回また誘って下さい。」
などと軽く断っていたところ、だんだん誘われなくなり
(断っているので仕方が無いのですが)
いつの間にかママ友いない状態になってしまったんですね。
そんな一抹の不安を抱える私とはうらはらに、息子は初めての遠足にテンションマックス!
「ママ、お弁当はサンドイッチが良い!」とか
「おやつは何を持っていく?」とか
親の私の不安などお構いなしです。
まあ、息子が楽しめればそれでいいか。。。と私も半ば観念。

遠足当日、ママ友いない人間が取るべき行動とは?
私が考えたいくつかの「ママ友いなくても遠足を乗り切るべき策」。
- とりあえず笑顔で楽しそうにふるまう(ぼっちでも)
- 子供の行動範囲に沿って行動する
- 子供が他のお友達のところへ突撃したときは、さりげなくそのママに話しかけるよう努める
- お弁当は、母子二人で食べても構わないと割り切る
この中で、特に重要なのは
- 子供が他のお友達のところへ突撃したときは、さりげなくそのママに話しかけるよう努力する
ですね。
遠足の数時間くらい、それくらい努力しよう(いつもしていない分を含めて)、と自分を奮い立たせました。
別に、うまくいかなくても、撃沈しても(大袈裟だな)よし、結果は構わず話しかける!
と。
何がママ友付き合いで疲れるかって、
「どうしよう、話しかけようかな、やっぱやめようかな、いやいや、どうしよう」
てもじもじ様子見たり、迷うことだと思うんです。
それくらいなら、最初から、今日は頑張る!と決めたほうが楽。
他のママに話しかけるのが苦手な場合、子供に話しかける、という必殺奥の手があります。
これは間接的に、子供のママへの「仲良くしましょうね」アピールになるし、むしろ、子供に先に話しかけたほうが、さりげなく距離を縮められることも。
話しかけるときのトークの中身もあらかじめ考えておきました。
- 持ち物、服装などをほめる
- お天気関係(これから晴れる予報ですよ、とか)
- お弁当作るの大変で、とか、バタバタして朝ごはん食べる時間ありませんでしたーとかの、ダメママトーク
- お子さんはどんな性格なんですかー?とか軽めの質問
などなど。。用意しておきました。
実際どうだったか
園につくと、点呼をとったらすぐにバスに乗車。ママ友たちと歓談する暇もなくさっそく移動。
目的地に到着すると、すぐ記念撮影。これも大急ぎで、その後は広い公園の中を自由行動。
それで、肝心の我が子がですね。。
すごいマイペースで、他の子とまったく一緒に遊ばない。
「ママ、一緒に行こう」
と言って手を引っ張られ、誰もいないじゃぶじゃぶ池やら動物ふれあいコーナーやらに母子で単独突撃行動。
子供が仲良くする、他の子供のママと…という目論見はさっそく外れ。
しかし。
良く見ると、意外と、単独行動している母子、結構多い。
もちろんつるんでいるグループもあるけど、男子のママは圧倒的に単独行動。
そうこうしている間に、あっという間にお昼の時間。
木陰でシートを敷いて食べるんですが、このときも、「ここが良い!こっちこっち!」と息子が、誰もいない場所を指差し、単独でシートを敷いて食べることに。
離れ孤島で、お弁当食べました。。。
親の私以上に、息子は単独行動好きだった…。血は争えない。
最後の最後、ちょこっとだけ他のママと交流
午後の部も、息子は単独行動全開!
そんな自由時間の終わりかけ、「もう一回じゃぶじゃぶ池に入りたい」と息子が言い出し、ほかのお友達が遊んでいるところへ合流。
そのとき、
「今日は、どこで遊んでたんですか?」
と一人のママが話しかけてくれました。
「息子と一緒に、奥のほうの動物ふれあいコーナーとか行ってました。息子が単独行動好きで、ずっと親子二人で行動してました」
と正直に言うと、
「うちもですよ。基本、自由にどこまでもいっちゃいますよねー。」
とそのママも言ってくれました。
そのとき、
「あ、遠足なんてこんなゆるいノリで良いんだ」
としみじみ思いました。
親同士がつるもうがつるまないが、子供たちはどこまでも自由にのびのびどこかへ行ってしまうので、なかなか一緒に行動、というペースにはならないのが実際でした。
自分のコミュ障ぶりが露呈してしまう、と恐れていたけれど、息子がガンガンマイペースに行動してくれたおかげで、そんなのを気にしている暇もないほどあっというまに時間がすぎていった、というのが実感です。
親子で楽しんでいればそれでよし
親子遠足は、あくまで子供が主役であり、ママは黒子のように子を支えていれば良いのだ、と実感しました。
子供と同じものを見て、子供と楽しむ時間は、本当にプライスレス。
そこにママ友うんぬん考える暇があったら、我が子の行動観察に集中したほうが良いです。
ママ友どうしのおしゃべりに夢中だったり、ぼっちだったらどうしよう、など不安になったりして、せっかくの子供のキラキラした顔や、何かを発見した気づきなどに気づかないのは、一番もったいない。
自分の気持ちさえしっかり持っていれば、親子遠足、こわがらなくて大丈夫。
ママ友いなくとも、子供に集中していれば、時間なんてあっという間にすぎます。
親子で楽しむことをいちばん念頭に置いて、せっかくだから、母子の時間をたっぷり楽しみましょう。
それが一番楽しい過ごし方だな、と思いました。